これから出産される方や既に育児されている方は、「サイベックス」というメーカーの名前を一度は聞いたことある方が多いのではないでしょうか。
「都心へ行ったらみんなサイベックスだった」
という声をSNSではよく見かけますが、同じ「サイベックス」でも複数のカラーラインナップやシリーズがあり、他と被りにくいデザインやモデルを楽しむこともできます。
この記事では、
- オルフェオ
- メリオカーボン
の違いについて、詳しく解説していきます。
それぞれの違いを表で確認したい人はこちらへ(記事下に移動します)。
サイベックスのオルフェオ、メリオカーボンの違いを比較してみた
オルフェオとメリオカーボンの違いですが、以下の点が異なります。
- 価格
- カラー
- サイズと重量
- 対象月齢と耐体重
- 対面への切り替えと開閉
- ショッピングバスケット
- ハンドルの角度調整
- キャノピー
詳しく見ていきましょう!
違い①:価格

オルフェオとメリオカーボンは、それぞれ人気のシリーズであるため度々リニューアルが繰り返されており、リニューアルされた年によって「◯◯年モデル」と表現されています。
最新のモデルはともに「2025年モデル」で、オルフェオは2025年3月26日、メリオカーボンは2025年2月14日に発売されました。
それぞれ現在の価格はオルフェオが49,500円、メリオカーボンは74,690円です。
この価格差があるため、オルフェオの方が全体的に機能が簡易的でシンプルに設計されています。
ベビーカーアドバイザーサイベックスはドイツのブランドです!
違い②:カラー


オルフェオとメリオカーボンは、カラーラインナップの数に違いがあります。
上の写真の通りオルフェオが3色、メリオカーボンが7色です。(2025年モデルの比較)



2つとも旧モデルにはピンク系のカラーがありますが、日本での販売は限定的なため現在は入手困難です!
違い③:サイズと重量


オルフェオとメリオカーボンのサイズと重量をそれぞれ見ていきましょう。
オルフェオ | メリオカーボン | |
|---|---|---|
| サイズ | 奥行き 77cm 幅 52cm 高さ 102cm | 奥行き 82-91cm 幅 49cm 高さ 96.5-107cm |
| 重量 | 6.1kg | 5.9kg |
メリオカーボンの方が軽いです。
また、オルフェオの方が奥行きが少なくコンパクトで、畳んだ時の大きさもオルフェオの方が小さく設計されています。



座面はリクライニングできるので、首が座っていない赤ちゃんでも利用できます!
違い④:対象月齢と耐体重


オルフェオとメリオカーボンは、対象月齢と耐体重に違いがあります。
オルフェオ | メリオカーボン | |
|---|---|---|
| 対象月齢 | 生後1ヵ月から4歳頃まで | 生後1カ月から3歳頃まで |
| 耐体重 | 22kgまで | 15kgまで |
オルフェオの方が使える期間が長いです。
違い③で解説した通り、オルフェオの方がコンパクトな設計であるため、ある程度お子様が大きくなった時にはベビーバギーのような用途で利用することもできます。



お子様が歩けるようになってからも、遠出する際やお子様が疲れやすい場合に長く役立ちます!
違い⑤:対面への切り替えと開閉


メリオカーボンは対面に切り替えて利用できますが、オルフェオはできません。
また、開閉はスペック上どちらも片手で可能ですが(2025年モデルの場合)、メリオカーボンは最初から最後まで片手、オルフェオは部分的に両手を使う動作で開閉が可能です。
ただし、実際の使用感はユーザーによって大きく分かれていて、「メリオカーボンは実際には片手で開閉できない」「オルフェオは慣れれば片手で最後までできる」と言ったように逆の意見もあります。
オルフェオは新品だと開閉ボタンが固く、ある程度使ってからの方が開閉しやすいと感じる方も多いです。



対面のベビーカーは、呼吸がまだ心配な低月齢の赤ちゃんを見守りながら移動できます!
違い⑥:ショッピングバスケット


オルフェオとメリオカーボンのショッピングバスケットは、どちらも5kgまでの荷物を乗せることができます。
ただし容量には違いがあり、上の写真のようにオルフェオは小さなバスケットです。
メリオカーボンは38Lという大容量のバスケットであるため、まだ荷物が多い月齢での外出や、たくさんの買い物がある時にも役立ちます。



ハンドルにフックをつけて荷物をぶら下げると、荷物の重さでベビーカーが倒れやすくなってしまうので、バスケットに入れた方が安定します!
違い⑦:ハンドルの角度調整


メリオカーボンはハンドルを3段階に調整できますが、オルフェオはできません。



「ママ」と「パパ」で使いやすい高さが違う場合に活躍します!
違い⑧:キャノピー


オルフェオは違い③で解説した通り、奥行きの少ないコンパクトな設計であるため、上の写真のようにキャノピーも小さめです。
メリオカーボンは大きなキャノピーであることに加えて、2025年モデルは広いウィンドウが2つあります。



ウィンドウからお子様の様子を確認できます!
オルフェオを選ぶメリットはコンパクトな設計であること


オルフェオを選ぶメリットは、コンパクトな設計であることです。
奥行きが少ない設計のためベビーバギーのような感覚で利用することもできて、畳んだ状態は更にコンパクトで車で外出する際も活躍します。
長く使いたい人におすすめ
お子様がある程度大きくなると、「いかにもベビーカー」という大きさのA型ベビーカーは使いにくいと感じる人が多いですが、オルフェオはリクライニングで1ヶ月からの利用もできて、お子様が大きくなった時にはベビーバギーのように使うこともできます。
お子様の成長に合わせて買い替える必要がないため、長く使いたい人におすすめです。
メリオカーボンを選ぶメリットは本体が軽いこと


メリオカーボンを選ぶメリットは本体が軽いことです。
他にもたくさんのメリットがありますが、サイベックスの中でも最軽量を実現したモデルであるため、メリオカーボンの一番のメリットであると言えます。
これから出産する人におすすめ
メリオカーボンはショッピングバスケットが大きく、対面でも利用できます。
おむつ、着替え、お湯、湯冷ましなど、低月齢であるほど荷物は基本的に多くなることと、対面への切り替えはまだSIDSのリスクが心配なお子様の見守りに役立つため、メリオカーボンは低月齢のお子様との相性がとても良いです。
これから出産する人におすすめです。
オルフェオの口コミ・評判


オルフェオの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
メリオカーボンの口コミ・評判


メリオカーボンの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
サイベックスのオルフェオとメリオカーボンの違いまとめ
オルフェオ、メリオカーボンの違いをまとめると、以下のようになります。
オルフェオ | メリオカーボン | |
|---|---|---|
| 発売日 (2025年モデル) | 2025年 3月26日 | 2025年 2月14日 |
| カラー | アーモンドベージュ ストーミーブルー マジックブラック | マジックブラック キャンバスホワイト フォググレー アーモンドベージュ ストーミーブルー チョコレートブラウン モスグリーン |
| サイズ | 奥行き 77cm 幅 52cm 高さ 102cm | 奥行き 82-91cm 幅 49cm 高さ 96.5-107cm |
| 重量 | 6.1kg | 5.9kg |
| 対象月齢 | 生後1ヵ月から4歳頃まで | 生後1カ月から3歳頃まで |
| 耐体重 | 22kgまで | 15kgまで |
| 対面への切り替え | 不可 | 可 |
| 開閉 | 部分的に両手 | 片手 |
| ショッピングバスケット | 5kgまで 容量は少なめ | 5kgまで 容積は38L |
| ハンドルの角度調整 | 不可 | 可 |
| キャノピー | 小さめ | 大きめ |
| 価格 (税込) | 49,500円 | 74,690円 |
なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。
以上のことから、コンパクトなベビーカーを求める人はオルフェオ。
軽くて多機能なベビーカーを求める人は、メリオカーボンを選ぶのがおすすめです。








