万年筆は普通のボールペンでは難しい筆圧の緩急を付けられることや、レトロで味わいある字が書けることがメリットですが、インクが乾燥しやすく扱いが難しいデメリットもあります。
ぺんてるの「プラマン」は、万年筆のような使い心地とボールペンの扱いやすさを両立した、良い所取りの製品です。
また、「トラディオプラマン」という製品もあり、こちらを「プラマン」と呼ぶ人も多いため、それらの違いが気になる方は多いのではないでしょうか。
この記事では、
- プラマン
- トラディオプラマン(以下 トラディオ)
の違いについて、詳しく解説していきます。
それぞれの違いを表で確認したい人はこちらへ(記事下に移動します)。
ぺんてるのプラマン、トラディオの違いを比較してみた
プラマンとトラディオの違いですが、以下の点が異なります。
- インクの交換
- 価格
- デザイン
- 使用感
詳しく見ていきましょう!
違い①:インクの交換

プラマンとトラディオの最も大きな違いは、インクの交換ができるかどうかです。
トラディオは「専用インキカートリッジ」が別途販売されており、インクが切れてもこちらと交換できます。
プラマンはインクの交換はできない使い切りタイプです。
日用品アドバイザーコストパフォーマンスの違いは次の項目で確認していきましょう!
違い②:価格


プラマンとトラディオは価格に違いがあります。
プラマンは220円、トラディオは本体が550円で専用カートリッジが220円です。
プラマンと専用カートリッジが同じ価格なので、プラマンの方がコストパフォーマンスは高いのですが、設計や使用感にも違いがあります。(次以降も項目で解説していきます)



普通のボールペンよりもリフィルがやや高価な点に注意が必要です!
違い③:デザイン


プラマンとトラディオは、デザインに違いがあります。
上の写真の左がプラマン、右がトラディオです。
トラディオはインクを替えつつ使用するため、インクの残量が見える仕様ですが、プラマンはシンプルに設計されています。


ペン先はこのような違いがあり、トラディオの先端付近は「ジャバラ」状になっているため、インクが気圧による影響を受けにくい構造です。



トラディオは飛行機など、極端に気圧が変動する場所でも影響を受けにくい構造です!
違い④:使用感


プラマンとトラディオは使用感に違いがあります。
違い③で解説した通り、プラマンはシンプルに設計されていますが、トラディオは気圧の影響を受けにくい構造です。
そのため、トラディオの方がインクが出ない、出過ぎるといったトラブルが起きにくい気密性を実現しています。
また、プラマンの方がやや筆圧の影響を受けにくく、トラディオの方が緩急がつけやすいです。



筆圧の影響は好みが分かれるので、どちらにも愛用しているユーザーがそれぞれたくさんいます!
プラマンを選ぶメリットはコスパが優れていること


プラマンを選ぶメリットは、コスパが優れていることです。
専用カートリッジとプラマン本体は同じ価格なので、毎回新しい本体に替えられるプラマンの方がコスパが優れていると言えます。
安定したインク量で書きたい人におすすめ
プラマンはトラディオよりも筆圧の影響を受けにくいため、万年筆とボールペンの中間のような使用感を実現しています。
安定したインク量で書きたい人におすすめです。
トラディオを選ぶメリットはインクの交換ができること


トラディオを選ぶメリットは、インクの交換ができることです。
使い慣れた本体をそのまま、インクを補充して使い続けることができます。
しっかり緩急をつけたい人におすすめ
トラディオはプラマンよりも筆圧の影響を受けるため、本物の万年筆のような字が書けます。
しっかり緩急をつけたい人におすすめです。
プラマンの口コミ・評判


プラマンの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
トラディオの口コミ・評判


トラディオの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
ぺんてるのプラマンとトラディオの違いまとめ
プラマン、トラディオの違いをまとめると、以下のようになります。
プラマン | トラディオ | |
|---|---|---|
| 発売年 | 1980年 | 1993年 |
| カラーラインナップ | 黒 赤 青 (※時期により変動あり) | |
| インクの交換 | 不可 | 可 |
| デザイン | シンプルな設計 | インク残量が見える 気圧の影響を受けにくい |
| 使用感 | 筆圧の影響を受けにくい | 緩急がつけやすい |
| 価格 (税込) | 220円 | 550円 |
なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。
以上のことから、ライトな使用感とコスパを求める人はプラマン。
本物の万年筆のような使用感を求める人は、トラディオを選ぶのがおすすめです。














