よりスポーツを楽しむためにスマートウォッチを着ける人は増えていますが、ランニングが好きな人にとって重要なのはGPSの精度です。
GARMIN(ガーミン)というメーカーのスマートウォッチは、GPSの精度が他メーカーよりも高く、誤差によるストレスがなくランニングを楽しめます。
GARMINの中でもとくにランニング向けのモデルは「Forerunner」というシリーズですが、Forerunnerを調べてみるとForeAthleteというモデルもヒットすることがあり、これらはとても似ているため違いが気になる方は多いのではないでしょうか。
この記事では、
- ForeAthlete
- Forerunner
の違いについて、詳しく解説していきます。
それぞれの違いを表で確認したい人はこちらへ(記事下に移動します)。
GARMINのForeAthlete、Forerunnerの違いを比較してみた
ForeAthleteとForerunnerの違いですが、以下の点が異なります。
- シリーズの位置付けと価格
- サイズと重量
- ディスプレイ
- ソーラー充電
- 機能
詳しく見ていきましょう!
違い①:シリーズの位置付けと価格

ForeAthleteとForerunnerは、どちらもGARMINから発売されているスマートウォッチで、ともにランニングサポートに特化しています。
ForeAthleteというシリーズ名が改名されForerunnerという名称になったため、これらは「同じシリーズの新旧」という位置付けです。
ただし、日本では第三者によって商標登録がなされていた時期があり名称の変更が一歩遅れたため、一部同じ機種をForeAthleteとForerunnerの両方で記載する場合があります。
それらの例外を除いては基本的に新旧の比較であるため、Forerunnerの方が最新の機能を搭載しているモデルが多いです。
現在も公式サイトに掲載されているForeAthlete55と、最新のForerunner965の価格を比較してみると、ForeAthleteは32,000円、Forerunnerは84,800円で販売されています。

第三者の商標登録には異議申し立てを行い、現在はGARMINがForerunnerの名称を使えるようになりました!
違い②:サイズと重量


ForeAthleteとForerunnerのサイズ・重量の違いを確認していきましょう。
![]() ![]() ForeAthlete | ![]() ![]() Forerunner | |
---|---|---|
サイズ (ケースの直径) | 4.2〜4.7cm 小さめが多い | 4.1〜4.72cm やや大きめが中心 |
重量 | 37〜50g | 39〜53g |
上限と下限は同じくらいですが、ForeAthleteの方がやや小さめのモデルが多く、Forerunnerの方が大きめのモデルが多いです。
機能が増えるほど内蔵されているコンピュータ部分が大きくなることと、ディスプレイ上のコンテンツも増える傾向にあるため、新しい機種ほど本体が大きくなる傾向があります。



最軽量のForeAthlete55は、Forerunnerと比較すると機能は少ないです!
違い③:ディスプレイ


ForeAthleteに搭載されているのは標準的なディスプレイです。
一方、ForerunnerはAMOLEDのディスプレイを搭載したモデルも多く、ForeAthleteのディスプレイよりも色が鮮やかに反映されます。
Forerunner 965、Forerunner 265、Forerunner 265S、Forerunner 165Music、Forerunner 165の5つがAMOLEDを搭載しているモデルです。



AMOLEDは色の再現や反応速度が優れたディスプレイです!
違い④:ソーラー充電


ForeAthleteとForerunnerは、どちらも基本的にケーブルを利用して充電できます。
ただし、Forerunnerの中でForerunner 955 DPというモデルだけはソーラー充電も可能です。



Forerunner 955 DPは現在84,800円で販売されています!
違い⑤:機能
違い①で触れたようにForerunnerの方が新しいシリーズであるため、基本的に機能面で優れています。


Forerunnerには、全てのモデルでコンパスが搭載されていますが、ForeAthleteはForeAthlete945とForeAthlete745にのみ搭載されています。


Forerunnerは、全てのモデルに「気圧高度計」が搭載されていますが、ForeAthleteでこの機能が搭載されているのはForeAthlete945のみです。


上の写真の「トレーニング効果」とは、トレーニングでかかった負荷を数値化した機能で、運動で得られた成果を可視化できます。
Forerunnerは有酸素運動と無酸素運動の両方でこの機能を使えますが、ForeAthleteはForeAthlete945とForeAthlete745以外は有酸素運動のみ、あるいは非搭載です。


上の写真の「トレーニングレディネス」では、0〜100のスコアでトレーニング前の準備がどれくらいできているかを数値化しています。
スコアはストレスや睡眠によるデータを元に算出した数値です。
こちらは比較的新しい機能であるため、ForeAthleteには搭載されておらず、Forerunnerの中でも新しい機種にのみ搭載されています。


Forerunnerには音楽を再生する機能が全てのモデルに搭載されています。
ForeAthleteには一部非搭載のモデルがあり、それ以外のモデルでも保存できる曲数は500曲以下です。
Forerunnerの比較的新しいモデルでは2000曲まで保存できます。
ForeAthleteを選ぶメリットは価格が安いこと


ForeAthleteを選ぶメリットは、価格が安いことです。
「型落ち」という扱いになっているため、Forerunnerよりも安く購入できます。
ただし、在庫がなくなり希少になっているモデルもあるため、その場合は価格が高くなることも注意しておきましょう。
女性や小柄な男性におすすめ
ForeAthleteの中で、現在も在庫があるForeAthlete55の特筆する利点は本体の軽さです。
Forerunnerと比べると機能は少ないですが、ランニングするうえで必要な機能は一通り揃っており無駄がありません。
腕を振って走っても重さが負担になりにくいため、女性や小柄な男性におすすめです。
Forerunnerを選ぶメリットは最新の機能が搭載されていること


Forerunnerを選ぶメリットは最新の機能が搭載されていることです。
トレーニング効果の測定では有酸素運動と無酸素運動の両方を測定できて、トレーニングレディネスで睡眠やストレスの状況からコンディションを分析することもできます。
本格的にトレーニングしたい人におすすめ
Forerunnerではランニングのサポート機能は勿論、無酸素運動も含めて効果的なトレーニングをサポートする機能が充実しています。
ライトユーザーにとっては使いきれない機能も多いですが、しっかりランニングを極めたい人にとっては嬉しい機能がたくさんあるので、本格的にトレーニングしたい人におすすめです。
ForeAthleteの口コミ・評判


ForeAthleteの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
Forerunnerの口コミ・評判


Forerunnerの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
GARMINのForeAthleteとForerunnerの違いまとめ
ForeAthlete、Forerunnerの違いをまとめると、以下のようになります。
![]() ![]() ForeAthlete | ![]() ![]() Forerunner | |
---|---|---|
シリーズ | ランナー向けの旧シリーズ | ランナー向けの新シリーズ |
サイズ (ケースの直径) | 4.2〜4.7cm 小さめが多い | 4.1〜4.72cm やや大きめが中心 |
重量 | 37〜50g | 39〜53g |
ディスプレイ | 標準的なディスプレイ | AMOLED多数 |
ソーラー充電 | 不可 | Forerunner 955 DPのみ可能 |
コンパス | ForeAthlete945 ForeAthlete745 のみあり | あり |
気圧高度計 | ForeAthlete945 のみあり | あり |
トレーニング効果の測定 | ForeAthlete945 ForeAthlete745 のみあり | あり |
トレーニングレディネス | なし | 比較的新しい機種にのみあり |
音楽再生 | 不可 あるいは500曲以下 | 500曲〜2000曲可能 |
価格 (税込) | ForeAthlete 55 32,000円 | Forerunner 965 84,800円 |
なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。
以上のことから、軽量なスマートウォッチを求める人や価格を抑えたい人はForeAthlete。
本格的なトレーニングをしたい人は、Forerunnerを選ぶのがおすすめです。