料理の保存に役立つ『ラップ』は、電子レンジの使用や食材の冷凍保存などにも使用できて、料理する人には欠かせないキッチングッズです。
その中でも代表的なラップとして1番有名なのが『サランラップ』ですが、『クレラップ』や『ポリラップ』も国内では人気の種類です。
この記事では、
- サランラップ
- クレラップ
- ポリラップ
の違いについて、詳しく解説していきます。
それぞれの違いを表で確認したい人はこちらへ(記事下に移動します)。
サランラップ、クレラップ、ポリラップの違いを比較してみた
サランラップとクレラップ、ポリラップの違いですが、以下の点が異なります。
- 素材・添加物
- 対応温度
- パッケージ
- サイズ
詳しく見ていきましょう!
違い①:素材・添加物
サランラップとクレラップとポリラップは、素材・添加物に違いがあります。
サランラップ・クレラップは『ポリ塩化ビニリデン』という素材で出来ていて、酸素・においを通しにくいという特徴があります。
添加物には、脂肪酸誘導体(柔軟剤)・エポキシ化植物油(安定剤)が使用されています。
脂肪酸誘導体(柔軟剤)・エポキシ化植物油(安定剤)は、ラップを使いやすくするために柔らかくし、粘着力を強め、切れやすくするなどの効果があります。
ポリラップは『ポリエチレン』で出来ていて、燃やしても水と二酸化炭素しか発生しないという安全な素材となっています。
「人と環境にやさしい・安全」をコンセプトとなっていて、直接触れる事を考慮し、添加物が一切使われていないのもポリラップの特徴です。
この点が、サランラップ・クレラップと違うと言えます。
素材や添加物が気になる人は、ポリラップがおすすめです。
違い②:対応温度
サランラップとクレラップとポリラップは、対応温度が異なります。
サランラップ | クレラップ | ポリラップ | |
---|---|---|---|
最低温度 | -60℃ | -70℃ | |
最高温度 | 140℃ | 110℃ |
比べてみると、サランラップとクレラップは熱さに強く、ポリラップは冷たさに強いと言えます。
特にポリラップは、約30℃対応温度が低くなっているので、注意が必要です。
用途に合わせて使い分けるのも良さそうですね!
違い③:パッケージ
サランラップとクレラップとポリラップは、パッケージに違いがあります。
サランラップ
サランラップは、刃をM字型にしたパッケージになっています。
3ヶ所の先端に力が集中する作りとなっているので、軽い力でラップを切ることが可能です。
フラップが波型になっていて、あらかじめ浮き上がっているので、フィルムをつまみやすくしてくれる効果があります。
また、フラップに施したニス加工にフィルムがくっつき、巻きもどりを防いでくれるのも特徴です。
クレラップ
クレラップは、V字刃の「クレハカット」を採用しています。
箱を持つ手を内側にクルッと回転させることで、ラップをまん中からスパッと切ってくれます。
フラップが2枚に分かれているので、ラップがつかみやすく引き出しやすくなり、特殊なニスもフラップに塗布しているので、巻き戻りしにくい仕様です。
ポリラップ
ポリラップは、「新開発フラップ」を採用していて、使用後のラップがフラップにピッタリ貼り付き、ラップの巻き戻りを防いでくれる効果があります。
刃の形状等に特徴はないですが、しっかり押さえて切り抜けるように、マークがついているので、引き出したラップをしっかり引き切ることができます。
プラスチック刃の使用や、芯の飛び出しストッパーなどは共通でした!
違い④:サイズ
サランラップ・クレラップとポリラップは、サイズ展開に違いがあります。
サランラップ | クレラップ | ポリラップ | |
---|---|---|---|
サイズ展開 | 30cm×50m 22cm×50m 15cm×50m 30cm×20m 22cm×20m 15cm×20m | 45㎝×500m 30㎝×500m 30㎝×100m 22㎝×100m 45㎝×50m 30㎝×50m 22cm×50m 15cm×50m 30cm×40m 22cm×40m 30cm×30m 22cm×30m 30cm×20m 22cm×20m |
比べてみると、サランラップ・クレラップの幅は、30・22・15cmの3つで、長さが50・20mの2つのみとなっています。
一方ポリラップは、幅が45cmの幅広いタイプに加え、長さも500mまで展開しています。
ポリラップは業務用としても多く使われているので、ラインナップが豊富になっています!
サランラップを選ぶメリットは軽い力で切れること
サランラップを選ぶメリットは、軽い力で切れることです。
サランラップは、刃がM字型なので、3ヶ所の先端に力が集中し、力要らずでラップを切ることができます。
どのラップにしようか迷っている人におすすめ
サランラップは、どのラップにしようか迷っている人におすすめと言えます。
ラップ業界の中でも1番の知名度で、切れ味や使いやすさも抜群なので、現在使っているラップに不満がある人は、サランラップにすれば間違いないです。
クレラップを選ぶメリットは対応温度が幅広いこと
クレラップを選ぶメリットは、対応温度が幅広いことです。
サランラップも同様ですが、クレラップは-60℃~140℃まで対応しているので、いろんな用途で使うことができます。
サランラップと素材が似ているので、使用感で比べてみるのがおすすめです。
サランラップの使用感が合わなかった人におすすめ
クレラップは、サランラップの使用感が合わなかった人におすすめです。
クレラップとサランラップは、素材等はほとんど同じになっていて、切り口部分やパッケージの使用感が異なるので、一方が合わなかったら使い比べてみるのがおすすめです。
ポリラップを選ぶメリットは種類が豊富なこと
ポリラップを選ぶメリットは、種類が豊富なことです。
サランラップやクレラップに比べて、ラップの幅や長さのバラエティがかなり豊富なので、自分が使いやすいものを選ぶことができます。
買い替えの手間を省きたい人におすすめ
ポリラップは、長さが100m・500mの商品もあるので、買い替えの手間を省きたい人におすすめです。
また、ポリラップだけが添加物の入っていないラップなので、安心・安全なものを求めている人にもおすすめと言えます。
サランラップの口コミ・評判
サランラップの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
ラップはサランラップ派。
— ⌄̈⃝⍤⃝ かにそめった⍤⃝⌄̈⃝ (@meso64069432011) January 14, 2024
特売で買ったクレラップで端っこ見失うの、この一本で3度目。 pic.twitter.com/2lgK2QAiJu
#OnigiriAction#サランラップ
— ちゃろのすけママ (@charonosukemam) November 6, 2022
サランラップ使いやすいから好き💕 pic.twitter.com/pjLruAlinE
旭化成のこのサランラップ使いやすいです。今までサランラップを切るときにラップが絡んだりしてたんですが、コレなら絡み防止的な凹凸があるからスムーズに切れて絡みにくいです。ラップが絡んだ部分を直す手間が無くなるのでストレス無く使えて買ってよかったサランラップです。 pic.twitter.com/GFgMQs9OPL
— さめ🦈ブログ|AmazonSEO (@sametyan_blog) June 6, 2021
良い口コミ
悪い口コミ
クレラップの口コミ・評判
クレラップの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
これを見たら私が何やるか分かりますね🤣
— ぽんちゃん@TEAM B.R.A (@ponmini4) March 3, 2021
依頼の塗装します😎
クレラップの方がサランラップより柔らかい印象がありますね。 pic.twitter.com/cGm3y65AeJ
サランラップより使いやすい pic.twitter.com/ZaYZEsSqk0
— グンマー帝国 (@ozabu_agate) January 16, 2022
うちはクレラップ派だが、実家はサランラップ派。奥さんに違いを聞いたら、「切り方の違い。クレは真ん中を押して手首返しで中心から切る。サランは端から回すように切る。品質に差はほぼない。」と言っていて、剣術の流派みたいだと思った。まっすぐ一刀の動きと螺旋の動き。
— だまなお (@damanao565) August 21, 2021
良い口コミ
悪い口コミ
ポリラップの口コミ・評判
ポリラップの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
このサランラップめちゃくちゃ使いやすい、100メートルのやつ pic.twitter.com/5Buw6yyW4W
— 座間 祥 (@shou__zama2) September 11, 2021
ポリラップはおにぎりが握りやすい!
— こじ (@ks3454) January 14, 2024
CanDoで「無添加ポリラップ」を発見!
— あらいまほ (@jyujitsukan) October 11, 2022
スーパーの高価な品よりも、100円ショップの方が安全で良質なこともあるんですね。
しかもスーパーやドラッグストアと違い、柔軟剤や香りのきつい洗剤等は近くに置かれておらず、合成香料のニオイ移り(香害)もありませんでした☺️ pic.twitter.com/WcM0qxJNrp
良い口コミ
悪い口コミ
サランラップとクレラップとポリラップの違いまとめ
サランラップ、クレラップ、ポリラップの違いをまとめると、以下のようになります。
サランラップ | クレラップ | ポリラップ | |
---|---|---|---|
発売日 | 1960年 | 1975年 | |
販売会社 | 旭化成 | KUREHA | 宇部フィルム |
素材 | ポリ塩化ビニリデン | ポリエチレン | |
添加物 | 脂肪酸誘導体(柔軟剤) エポキシ化植物油(安定剤) | なし | |
サイズ | 30cm×50m 22cm×50m 15cm×50m 30cm×20m 22cm×20m 15cm×20m | 45㎝×500m 30㎝×500m 30㎝×100m 22㎝×100m 45㎝×50m 30㎝×50m 22cm×50m 15cm×50m 30cm×40m 22cm×40m 30cm×30m 22cm×30m 30cm×20m 22cm×20m | |
価格 (税込) | ¥163 (Amazon) | ¥209 (Amazon) | ¥123 (Amazon) |
なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。
※セール期間中などは、表示価格よりもかなり安くなっていることがあります
以上のことから、どのラップがいいか悩んでいる人は、1番知名度の高いサランラップがおすすめです。
サランラップの使用感が合わなかった人は、パッケージにこだわりのあるクレラップを選ぶのがおすすめです。
素材や添加物が気になる人は、無添加で燃やしても有毒ガスを発しないポリラップを選ぶのがおすすめです。