最近は洗濯機の購入を考える時に、ドラム洗濯機を検討する人が多くなっていますよね。
運転をスタートすると、乾燥まで仕上がった状態で終わっているのは、忙しい家事の中でとても助かります。
そんな数あるドラム洗濯機の中で、注目を集めるメーカーの一つが「日立」。
「ナイアガラ洗浄」
「風アイロン」
など独自の工夫も多く、数多くの人気モデルを発売しています。
この記事では、日立のドラム洗濯機の中から
- BD-STX120HL
- BD-SX120HL
- BD-NX120HL
の違いについて、詳しく解説していきます。
それぞれの違いを表で確認したい人はこちらへ(記事下に移動します)。
BD-STX120HL、BD-SX120HL、BD-NX120HLの違いを比較してみた
BD-STX120HLとBD-SX120HL、BD-NX120HLの違いですが、以下の点が異なります。
- 温水の温め方
- 乾燥容量と湿度センサー
- お手入れ方法
- 本体サイズと洗濯ドラムサイズ
- 操作パネル
詳しく見ていきましょう!
違い①:温水洗浄の方法
温水洗浄の方法が、モデルによって異なります。
![]() BD-STX120HL | ![]() BD-SX120HL | ![]() BD-NX120HL |
---|---|---|
温水ヒーター(温度設定可) | 温水ミスト(温度設定不可) |
温水ヒーター搭載

BD-STX120HLとBD-SX120HLには温水ヒーターがついています。
この温水ヒーターで洗濯槽内の水を温めることで、「約60℃・約40℃・約30℃・約15℃」の温度設定が可能になりました。
温水の温度設定が可能になると出来ること
その時々の目的に合わせたコースを、選ぶことが出来るようになりました。

温度設定が出来るので、色々な温水コースを活用したいですね!
温水ミスト洗浄


BD-NX120HLは、「温水ミスト洗浄」です。
洗浄液をヒーターで温める代わりに高速の温風で温めて、ミスト状にして吹き付けながら洗濯槽内を循環させることで、衣類を約40℃~約50℃に温めます。
ヒーターで温めないので、夏や冬の室温の違いから温水ミストの温度にバラつきが出たり、温められる温度も約50℃までなので、除菌洗浄コースはついていません。



温水洗浄でも「除菌」が出来ないのは残念ですね
違い②:乾燥容量と湿度センサー
乾燥容量と湿度センサーがついているかは、モデルによって異なります。
![]() ![]() BD-STX120HL | ![]() ![]() BD-SX120HL | ![]() ![]() BD-NX120HL | |
---|---|---|---|
乾燥容量 | 6㎏ | 7㎏ | |
湿度センサー | あり | なし |
BD-STX120HLとBD-SX120HLの乾燥容量は6㎏、BD-NX120HLは7㎏の設定です。
日立の他モデルやパナソニックのドラム洗濯機も乾燥容量は6㎏なので、小容量ということではないようです。


6㎏の洗濯物はどれ位の量なのか?
またBD-STX120HLとBD-SX120HLには「湿度センサー」がついています。
湿度センサーのメリットは?
湿度センサーがあることで、乾燥時間のムダが少なくなり、電気代の節約になります。



電気代や時間の節約が出来るのはうれしいですね!
違い③:お手入れ方法
洗濯機のお手入れ方法が、モデルによって異なります。
![]() ![]() BD-STX120HL | ![]() ![]() BD-SX120HL | ![]() ![]() BD-NX120HL | |
---|---|---|---|
らくメンテ | あり | なし | |
ドアパッキン自動お掃除 | 可 | 不可 |
日立ドラム洗濯機は「らくメンテ」というお手入れ方法に特徴があり、内容は「乾燥フィルターレス」と「大容量糸くずフィルター」です。
乾燥フィルターレス


ドラム洗濯機には、乾燥フィルターがついています。
乾燥の時には衣類から糸くずやほこりなどが出ますが、乾燥経路にゴミが入らないようにキャッチをするためです。
乾燥運転をする度にお手入れが必要でしたが、この乾燥フィルターを無くして大容量糸くずフィルターに集めることで、毎回乾燥フィルターのお手入れをする必要がなくなりました。
大容量糸くずフィルター


フィルターが大容量で抗菌素材になりました。
洗濯と乾燥の両方から出るゴミをここでキャッチ!
ゴミを1ヵ所にまとめられるので、お手入れの目安が月に1度になりました。



お手入れの回数が少ないと、使うのもラクですよね!
違い④:本体奥行と洗濯槽サイズ
![]() ![]() BD-STX120HL | ![]() ![]() BD-SX120HL | ![]() ![]() BD-NX120HL | |
---|---|---|---|
本体奥行 | 71.6㎝ | 62㎝ | |
洗濯ドラムサイズ (直径×奥行) | 53㎝×39㎝ | 61㎝×32㎝ |
BD-NX120HLは本体奥行が7㎝薄く、洗濯槽ドラムの直径は8㎝大きく、ドラムの奥行は7㎝浅くなります。



ドラムの直径が大きくて浅いと、洗濯物の出し入れがラクになりますね!
違い⑤:ワイドカラー液晶タッチパネル
ワイドカラー液晶タッチパネルはBD-STX120HLだけついています。
![]() ![]() BD-STX120HL | ![]() ![]() BD-NX120HL | ![]() ![]() BD-NX120HL |
---|---|---|
あり | なし |


画面をタッチするだけなので、操作がとても簡単です。



操作が簡単で見やすいのは、うれしいですね!
BD-STX120HLを選ぶメリットは使い方が簡単なこと


BD-STX120HLを選ぶメリットは、使い方と洗濯機のお手入れが簡単なことです。
本体操作部分のボタンも必要最低限まで少なくなっていますし、ドラム洗濯機のお手入れや掃除の場所や回数も、他のモデルに比べるとかなり少なくなっています。
洗濯をラクに簡単にやりたい人におすすめ


BD-STX120HLには洗濯に慣れていない人や機械の操作が苦手な人、忙しくて時間がない人でも、ドラム洗濯機が使いやすい工夫がたくさんあります。


ドラム洗濯機を購入する時に、「操作が難しそう」「そこまで機能が使いこなせないかも」と不安に思う人もいるのではないでしょうか?
ワイドカラー液晶タッチパネルがついているので、必要な操作のためのボタンを探したり、ボタンが見つからず使い方がわからないことも少なくなります。


また洗剤自動投入がついているので、洗剤や柔軟剤を洗濯するたびに、いちいち入れる必要がなくなります。


また洗濯機のお手入れでは、大容量糸くずフィルター以外の工夫で、「洗濯槽」「乾燥ダクト」「ドアパッキン」の掃除を洗濯機が自動でやってくれます。
使い方も簡単で必要なお手入れも少ないので、「洗濯に慣れていない人」「ラクに簡単に洗濯をしたい人」には、特におすすめです。
BD-SX120HLを選ぶメリットは価格がおさえられること


BD-SX120HLを選ぶメリットは、価格が安いことです。
上位モデルのBD-STX120HLに比べて、約10,000円購入価格をおさえることが出来ます。
仕上がり重視したい人におすすめ


上位モデルBD-STX120HLとの違いは「ワイドカラー液晶タッチパネル」がついていないことです。
ワイドカラー液晶タッチパネル以外は、「温水ナイアガラ洗浄」や「風アイロン」など洗浄や乾燥は同じ内容になっています。
ボタン操作は苦にならないのでワイドカラー液晶タッチパネルは必要ない、洗浄や乾燥の仕上がりを重視したい人に特におすすめです。
BD-NX120HLを選ぶメリットは、本体の奥行が薄いこと


BD-NX120HLを選ぶメリットは、本体の奥行が薄いことです。
BD-STX120HLやBD-SX120HLに比べて、7㎝薄型になっています。
置き場所が狭い人におすすめ


ドラム洗濯機の本体は縦型洗濯機に比べると、全体的に大きくなっています。
また縦型洗濯機はフタを上に開けることに対して、ドラム洗濯機は扉を前に開くことになるので、置き場所には広い奥行も必要になってきます。
BD-NX120HLは他のモデルに比べて奥行が薄いので、「洗面台と並べると出っ張る」「ドラムの扉が開ききれない」などのトラブルも少なくなりますね。
ドラム洗濯機の置き場所が狭い所には、特におすすめです。
BD-STX120HLの口コミ・評判


BD-STX120HLの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
BD-SX120HLの口コミ・評判


BD-SX120HLの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
BD-NX120HLの口コミ・評判


BD-NX120HLの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
BD-STX120HLとBD-SX120HLとBD-NX120HLの違いまとめ
BD-STX120HL、BD-SX120HL、BD-NX120HLの違いをまとめると、以下のようになります。
![]() ![]() BD-STX120HL | ![]() ![]() BD-SX120HL | ![]() ![]() BD-NX120HL | |
---|---|---|---|
発売日 | 2022年9月 | 2022年9月 | 2022年9月 |
温水方法 | 温水ヒーター(温度設定可) | 温水ミスト(温度設定不可) | |
乾燥湿度センサー | あり | なし | |
乾燥容量・時間 | 6㎏・約98分 | 7㎏・約142分 | |
らくメンテ | あり | なし | |
ドアパッキン自動お掃除 | あり | なし | |
本体奥行サイズ | 71.6㎝ | 62.0㎝ | |
洗濯槽ドラムサイズ | 直径53㎝・奥行39㎝ | 直径61㎝・奥行32㎝ | |
液晶タッチパネル | あり | なし | |
価格 (税込) | \239,080 | \226,791 | \262,659 |
なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。
※セール期間中などは、表示価格よりもかなり安くなっていることがあります
以上のことから、洗濯をラクに簡単にやりたい人はBD-STX120HL。
仕上がり重視の人は、BD-SX120HLを選ぶのが良いと思います。
置き場所が狭い人は、BD-NX120HLを選ぶのがおすすめです。