ベルスタッフ(BELSTAFF)とバブアー(Barbour)は、ともに「ワックスコットン」という、オイルを塗った生地で造ったジャケットが代表的なイギリスのブランドです。
雨の多いイギリスならではの防水性と、寒い地域にも対応できる保温性で、他国でも人気になり、日本でも展開されるようになりました。
ベルスタッフとバブアーには、とてもよく似たデザインのジャケットもあり、各ブランドの違いが気になる人は多いのではないでしょうか。
この記事では、
- ベルスタッフ
- バブアー
の違いについて、詳しく解説していきます。
それぞれの違いを表で確認したい人はこちらへ(記事下に移動します)。
ベルスタッフ、バブアーの違いを比較してみた
ベルスタッフとバブアーの違いですが、以下の点が異なります。
- ブランドイメージ
- 価格
- デザイン
- 素材
詳しく見ていきましょう!
違い①:ブランドイメージ

ベルスタッフは1924年、バブアーは1894年に事業を開始しています。
どちらもイギリスの「アウトドアブランド」という点は共通しています。
ベルスタッフは、バイクや車などのモータースポーツ向けのウェア、バブアーは漁や農業のためのワークウェアを原型とし、現在では「タウンユース」と言って、街中での普段使いに向けた商品も多数展開しています。
バブアーはアジア人の体型に合わせた商品も展開しており、日本での知名度はバブアーの方が高いです。
ベルスタッフは、イギリスのセレブを中心に人気があり、日本では知る人ぞ知る少し高度なオシャレという立ち位置です。
バブアーは、その知名度の高さや機能性の高さから、他国でも幅広い層に人気ですが、イギリスの王室で御用達の証と言われる「ワラント」を授けられていて、タグにはその印があることも付加価値の一つです。

バブアーのワラントはもともと3つありましたが、エディンバラ公の逝去により2022年からは2つに、エリザベス女王の逝去により現在では1つです!
ワラントの数によって年代がわかることもバブアーの魅力です!
違い②:価格


ベルスタッフとバブアーは、価格に違いがあります。


ベルスタッフのジャケットは、人気のモーターサイクルジャケットは約10万、代表的なトライアルマスターモーターサイクルジャケットは公式で126,500円です。
上の写真のように、更に高額なジャケットも多く、10〜30万の商品が主流です。


一方バブアーは、代表的なビデイルのワックスコットンブルソンは公式で63,700円で、上の写真のように比較的高額なジャケットであっても14万台以下です。
バブアーのジャケットは4〜13万の商品が主流です。



ベルスタッフとバブアーは、ただおしゃれなだけじゃなく機能性が高いので、ブランド品が大好きという方じゃなくてもこの価格で購入する価値があります!
違い③:デザイン


ベルスタッフとバブアーは、デザインの方向性に違いがあります。
上の写真は、左がベルスタッフの「トライアルマスターモーターサイクルジャケット」、右がバブアーの「ビデイル ワックスコットンブルソン」で、これらがそれぞれのアイコンである代表的なジャケットです。
違い①の項目でも触れましたが、ベルスタッフはモータースポーツ、バブアーはアウトドアから日常使いまでをコンセプトとしています。
ベルスタッフはスタイリッシュなデザイン、バブアーはカジュアルなデザインです。
ベルスタッフの中にも、比較的カジュアルなデザインや、バブアーの中にもスタイリッシュなデザインのジャケットはありますが、それぞれの基本的なデザインの特徴としては、ベルスタッフがスタイリッシュ、バブアーがカジュアルです。



バブアーはアジア向けの商品も展開していますが、ベルスタッフは基本的に自国が基準なので、「日本人にはなかなか似合わない」という意見もあります!
似合う人が少ないからこその楽しみ方もできるのでそれぞれの好みで選びましょう!
違い④:素材


「ワックスコットン」とは、コットンにオイルを染み込ませて、防水性や保温性を高めた生地です。
ベルスタッフとバブアーはともに、このワックスコットンを使用したジャケットを販売していますが、ベルスタッフは上の写真のようなレザーや、ナイロンの製品も多数展開しています。
バブアーも他の素材を使用したアイテムはありますが、バブアーの方がよりワックスコットンを主力としたラインナップです。



ワックスコットンは、洗濯ができずお手入れが大変ですが、経年による変化を楽しむものなので、新品の綺麗さにこだわる必要はありません!
ベルスタッフを選ぶメリットはスタイリッシュなカッコ良さ


ベルスタッフを選ぶメリットは、スタイリッシュな格好良さです。
高額ではありますが、価格に見合った高級感があり、スタイルの良さも際立つシルエットです。
バイクに乗る人におすすめ
「ベルスタッフと言えばバイク乗りのブランド」というイメージがあるほど、ライダー向けのジャケットに特化しており、バイクが好きな人にとても人気です。
また、真冬の向かい風の冷たさから身を守れる防寒性能もあるので、バイクに乗る人におすすめです。
ベルスタッフの他の商品を、
バブアーを選ぶメリットはカジュアルなカッコ良さ、可愛さ


バブアーを選ぶメリットは、カジュアルなカッコ良さ、可愛さです。
原型は男性向けのワークウェアですが、現在は日常使いしやすいカジュアルなデザインを展開し、女性でも可愛く着こなせるブランドへと発展しました。
アウトドアが好きな人におすすめ
普段使いは勿論、極寒の悪天候にも対応できる機能性の高さは、あらゆる地域のアウトドアで活躍します。
バブアーのオイルジャケットは、経年の変化も楽しむものなので、大切に慎重に着るよりも、外のレジャーでタフに使い古してこそ、生地の魅力を引き出すことができます。
アウトドアが好きな人におすすめです。
バブアーの他の商品を、
ベルスタッフの口コミ・評判


ベルスタッフの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
バブアーの口コミ・評判


バブアーの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
ベルスタッフとバブアーの違いまとめ
ベルスタッフ、バブアーの違いをまとめると、以下のようになります。
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創業 | 1924年 | 1894年 |
ブランドイメージ | セレブに人気 | 王室御用達 |
用途 | バイク乗り向けが多数 | アウトドア向けが多数 |
素材 | ワックスコットン レザー ナイロンなど多種 | ワックスコットンがメイン |
デザイン | ライダー向けのスタイリッシュ | アウトドア向けや 日常向けのカジュアル |
価格 (公式のオイルジャケットを比較) | 10万〜30万円 | 4万〜13万円 |
なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。
以上のことから、ライダー向けのジャケットをスタイリッシュに着こなしたい人はベルスタッフ。
アウトドア向けのジャケットをカジュアルに着こなしたい人は、バブアーがおすすめです。
ベルスタッフ
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バブアー
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