日曜大工の幅はとても広く、DIYによって様々な物が作れます。
より完成度を高くするためにトリマーを使う人もいるかと思いますが、京セラのトリマーを使っている人もいます。
京セラのトリマーには、「TRE-40」や「MTR-42」などのモデルがありますが、名前だけを見ても正直どこに違いあるのかわからないですよね。
この記事では、京セラのDIY用トリマー、
- TRE-40
- MTR-42
の違いについて、詳しく解説していきます。
それぞれの違いを表で確認したい人はこちらへ(記事下に移動します)。
京セラのTRE-40、MTR-42の違いを比較してみた
TRE-40とMTR-42の違いですが、以下の点が異なります。
- ワンタッチクランプ方式
- 微調整方式
- スイッチ
- スピンドルロックボタン
- 無負荷回転数
- 電力
詳しく見ていきましょう!
違い①:ワンタッチクランプ方式

MTR-42は、ワンタッチクランプ方式になっています。
トリマー使って作業する時には、対象物に当てるビットというパーツを固定しなければ作業できませんが、MTR-42では、クランプレバーをカチッとはめ込むことによって簡単にビットが固定できます。
TRE-40では、レバーを回して固定させますが、回転時に微妙にビットがずれてしまう可能性があります。
違い②:微調整方式

TRE-40とMTR-42は、ビットの微調整方式が異なります。
トリマーは、作業を行うビットをどのくらい出すかによって加工範囲が変わってきますが、TRE-40とMTR-42はそのビットの調整方法が違います。
TRE-40は、小さいつまみを回すことよって調整を行いますが、MTR-42では、本体中央部にあるリングを回すことで調整が可能です。
MTR-42は大きいリングを回して微調整するため、0.1mmの調整も簡単に行えます。
違い③:スイッチ

TRE-40とMTR-42は、スイッチが異なります。
TRE-40は、スナップスイッチ方式になっており、レバーをON側に倒すことで作業ができます。
またソフトスタート方式を採用しており、最初は回転がゆっくり始まり、徐々に回転数が上がっていきます。
MTR-42は、スライド方式のスイッチで、スイッチ部分を引き上げることでON、引き下げることでOFF状態になります。
違い④:スピンドルロックボタン

MTR-42は、スピンドルロックボタンが使用できます。
スピンドルロックボタンは、ビットの着脱の時に使うボタンで、このボタンと指定のスパナを使ってビットの取り付け、取り外しをします。
TRE-40にはスピンドルロックボタンがなく、2本のスパナを同時に使いながらビットの着脱をする必要があります。
違い⑤:無負荷回転数

TRE-40とMTR-42は、無負荷回転数が違います。
TRE-40とMTR-42の無負荷時における回転数は、以下の通りです。
![]() TRE-40 | ![]() MTR-42 | |
---|---|---|
無負荷回転数 | 30,000min | 32,000min |

MTR-42の方が回転数が多いですね!
違い⑥:電力


TRE-40とMTR-42は、使用する電力が異なります。
TRE-40とMTR-42で使用する電力は、以下の通りです。
![]() ![]() TRE-40 | ![]() ![]() MTR-42 | |
---|---|---|
定格電流 | 3.9A | 4.3A |
消費電力 | 370W | 400W |
TRE-40を選ぶメリットは特にない
MTR-42に対して、TRE-40を選ぶメリットは特にありません。
TRE-40は、MTR-42に比べるとビットの固定や微調整がやりにくくなっています。
値段に関しては、新品の値段ではMTR-42の方が安い価格で販売されているところが多いです。
そのため、MTR-42ではなくTRE-40を選ぶメリットは特にないと言えるでしょう。
MTR-42を選ぶメリットはビットの微調整や固定方法が簡単なこと


MTR-42を選ぶメリットは、ビットを固定したり微調整する方法が手間なくできることです。
使い勝手の良いトリマーが欲しい人におすすめ
MTR-42は、取り扱いしやすいトリマーが買いたい人におすすめです。
MTR-42は、ビットの固定方法がワンタッチクランプ方式になっていたり、微調整方法が全体のリングを回す方式になっていたりして、作業前の準備が手間なくできます。
また、スピンドルロックボタンでスパナ1本でビットの着脱ができるので、より効率よく作業ができたり、無負荷回転数が多くなっていてより強力なパワーで作業が行えたりします。
「トリマーをちゃんと使いこなせるか心配」
「ビッドの着脱や調整方法を手間なく行いたい」
という人が選ぶといいでしょう。
TRE-40の口コミ・評判


TRE-40の口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
TRE-40トリマーを自作のテーブルに着けているんですけど、手持ちにしたい時にテーブルからベースを外したり付けたりするのが凄い面倒なのでベースだけ単品で買えないかとゾンアマ見てたんですけど無いんですね、単品売り😢 んーどうしようかなぁー pic.twitter.com/SK7tqIZAJN
— ライム牌 (@kenkenlime) August 20, 2023
電動工具トリマー『リョービ TRE-40』で小さな額縁を制作してみた。アガチス材のシャープな切削面が気持ち良い。中に入れた日本画も今までより大きく明るく閲覧できるようになって嬉しい仕上がり。https://t.co/FN90DMSgT9
— kishin (@kishindesign) June 24, 2020
電動トリマーを調べると、リョービ tre40 しかない気がする。
— 五十股痛い (@jizuzebu) April 16, 2018
それほどまでに、評判がいい。
マキタ、日立、ボッシュ、リョービの4択だったが、
集塵機能、ソフトスタート、高さ調節機能でリョービ。
ボッシュも捨てがたいが、重くケーブルも太いので据え置きで使う事になり
別途専用台が必要に。
良い口コミ
悪い口コミ
MTR-42の口コミ・評判


MTR-42の口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
私の次のMNGの予定はこの京セラ(リョービ)のMTR-42かも😂
— ヤーマン (@yaaaahma) December 18, 2023
トリマーあると色々出来ますよね pic.twitter.com/J5251bZGTj
08 リョービ トリマー MTR-42
— 樋口秀樹 (@higuchi_hideki) December 7, 2020
DIYがはかどる電動工具のひとつ。とっても便利だけど作業時の粉塵の量が半端ないので部屋の中で使う人は注意。掃除がめっちゃ大変なので、やるなら外で。
長いこと使っていたマキタの電子トリマーを売って、京セラ(旧リョービ)製の トリマーMTR-42に買い替えました。
— Hidehito Miyauchi (@miyamiyahihihi) August 30, 2022
これ凄く使いやすいです。
深さ調整が凄く楽でスムーズです。
プラ製の固定部品は不安なのでアルミ製も注文しました。 pic.twitter.com/R2jvd3T2Xi
良い口コミ
悪い口コミ
京セラのTRE-40とMTR-42の違いまとめ
TRE-40、MTR-42の違いをまとめると、以下のようになります。
![]() ![]() TRE-40 | ![]() ![]() MTR-42 | |
---|---|---|
ワンタッチクランプ方式 | なし | あり |
微調整方式 | 小さいつまみを回す | 本体中央のリングを回す |
スイッチ | スナップスイッチ ソフトスタート | スライド式スイッチ |
スピンドルロックボタン | なし | あり |
無負荷回転数 | 30,000min | 32,000min |
定格電流 | 3.9A | 4.3A |
消費電力 | 370W | 400W |
価格 (税込) | 5,850円 (中古品) | 18,480円 (メーカー価格) |
なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。
以上のことから、MTR-42に対してTRE-40を選ぶメリットは特にありません。
初心者でもより使いやすいトリマーが欲しい人は、MTR-42がおすすめです。