絨毯、畳、フローリング…どんな床でも活躍し、今では軽量化され、高い所や車のシートの掃除にも使いやすくなった掃除機。
日立のパワーブーストサイクロンシリーズは、他のメーカーよりもとくに軽さとパワーの両立を実現しており、「少し高くても買って良かった!」というユーザーの声が度々挙がります。
そのシリーズの中でも「PV-BH900J」と「PV-BH900SL」の違いが気になる方は多いのではないでしょうか。
この記事では、
- PV-BH900J
- PV-BH900SL
の違いについて、詳しく解説していきます。
それぞれの違いを表で確認したい人はこちらへ(記事下に移動します)。
日立の掃除機PV-BH900J、PV-BH900SLの違いを比較してみた
PV-BH900JとPV-BH900SLの違いですが、以下の点が異なります。
- 価格
- 色
- 使用時間と充電時間
- 重さ
- 吸引力
- 付属品
詳しく見ていきましょう!
違い①:価格
PV-BH900Jは2021年、PV-BH900SLは2023年に発売されており、発売時期に2年の差があるため価格も変動しています。
2つとも「型落ち」という扱いではありますが、最新ではないというだけで性能としては現役なので、型落ちになり価格が下がってからの購入が狙い目となる場合もあります。
発売時の価格は、PV-BH900Jが98,046円で、PV-BH900SLが102,461円でした。
現在の価格は、最安値で比較すると、PV-BH900Jが78,199円で、PV-BH900SLが39,402円です。
なぜ型が古いはずのPV-BH900Jの方が高額かと言うと、PV-BH900Jは3年前の商品のため、新品の販売が今はほとんどなくなっているからです。
中古の場合は状態が良い物でも3万円台以下で入手できるので、中古を視野に入れた場合はPV-BH900SLよりも安いです。
この価格差がある前提で次からの比較を見ていきましょう!
違い②:色
PV-BH900Jはシャンパンゴールド、PV-BH900SLはサテンブラックです。
違い③:使用時間と充電時間
PV-BH900JとPV-BH900SLは、使用時間と充電時間が違います。
両方とも、標準モードでの使用時間は約40分ですが、強モードの使用時間は、PV-BH900Jが8分、PV-BH900SLが15分です。
更に、PV-BH900SLには強モードより上のターボモードもあり、こちらは6分使用することができます。
また、充電時間はPV-BH900Jが約3.5時間、PV-BH900SLが約2時間です。
PV-BH900SLの方が新しいので、1.5時間も充電時間が短いです!
違い④:重さ
PV-BH900JとPV-BH900SLは重さが違います。
PV-BH900Jは1.7kg、PV-BH900SLは1.6kgです。
PV-BH900SLは、前述したバッテリーの改良も踏まえたうえで、100gの軽量化も実現しました!
違い⑤:吸引力
PV-BH900JとPV-BH900SLは吸引力が違います。
PV-BH900Jは12,500Pa、PV-BH900SLは15,000Paです。
Paというのは吸引力の単位で、「パスカル」と読みます。
一般的なロボット掃除機の吸引力が2,500〜3,000Paほどで、手動の掃除機でも6,000Paもあればゴミを充分に吸い上げると言われています。
2,500Paの差は、ロボット掃除機1台分のパワーの差があるという事です。
吸引力だけを見れば他に特化したメーカーもありますが、日立は軽さとバッテリー性能の両立も実現しています!
違い⑥:付属品
PV-BH900JとPV-BH900SLは、ともに7種類のパーツが付属しますが、そのうちの2種類に違いがあります。
こちらが、PV-BH900Jに付属する「2WAYすき間ブラシ」と「ミニパワーヘッド」です。
2WAYすき間ブラシは写真のように、キーボードの溝などのかなり繊細な箇所の埃を吸い上げることが出来るパーツです。
ミニパワーヘッドは、標準のヘッドよりも幅が狭い小さなヘッドですが、標準のヘッドと同じパワーで吸い上げることができるので、車のシートや高い位置、狭い場所でも活躍するパーツです。
こちらが、PV-BH900SLに付属する「布用ブラッシングヘッド」と「伸縮すき間用吸口」です。
布用ブラッシングヘッドは、布団やソファーなどの布の掃除に適したパーツですが、PV-BH900Jに付属するミニパワーヘッドよりもペットの毛など絡まりやすいゴミが取りやすく、このパーツは水洗いすることが出来るので、常に清潔に使うことができます。
伸縮すき間用吸口は、写真のようにリーチを伸ばしながら、すき間の埃を吸い上げることが出来るパーツです。
ただし、これらパーツはそれぞれ互換性があり、別売りでパーツだけを買い足すことも可能です。
別売りの価格は、2WAYすき間ブラシが4,180円、ミニパワーヘッドが8,800円、布用ブラッシングヘッドが4,730円、伸縮すき間用吸口が4,180円です。
後から買い足す場合はミニパワーヘッドが高額である点に注意しましょう。
付属品が高額な方がお得感はありますね!
PV-BH900Jを選ぶメリットは中古の安さとパーツのコスパ
PV-BH900Jと選ぶメリットは、中古で買う場合の安さと、付属品のコスパの良さです。
新品の販売が希少になっているため、新品同士の比較だとPV-BH900SLより高額ですが、販売時期に2年の差があるので、こちらを今入手するならば中古がおすすめです。
中古ならば3万円台以下で購入できる場合もあり、前述した通り付属品の別売り価格を見ると、PV-BH900SLよりも高額なパーツが付属する分コスパが良いと言えます。
中古で安く購入したい人におすすめ
これまで、性能の面ではやはり発売時期に2年の差があるPV-BH900SLが一歩リードしていましたが、PV-BH900J自体は決して古くて使えないような製品ではなく、現在でも最新の掃除機に大きく劣る点がなく快適に使える掃除機です。
2021年の製品であれば、新品の入手はしにくくなっていきますが、中古の出品がどんどん増えていくので、PV-BH900Jの性能そのままに、価格だけは下がっていくという状況に期待ができます。
中古で高性能な掃除機を購入したい人におすすめです。
PV-BH900SLを選ぶメリットは性能
軽さ、持続時間と充電時間、吸引力、性能の大部分がPV-BH900Jよりも一歩秀でています。
PV-BH900SLを選ぶメリットは、性能の高さです。
性能重視な人におすすめ
前述した通り、軽さ、持続時間と充電時間、吸引力など全てPV-BH900SLが上でした。
新品でも3万台まで値が下がっており、コスパも申し分ありません。
軽くてパワーがあり、尚且つ少ない充電時間で使える掃除機を求めている人におすすめです。
PV-BH900Jの口コミ・評判
PV-BH900Jの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
PV-BH900SLの口コミ・評判
PV-BH900SLの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
日立の掃除機PV-BH900JとPV-BH900SLの違いまとめ
PV-BH900J、PV-BH900SLの違いをまとめると、以下のようになります。
発売日 | 2021年8月21日 | 2023年8月5日 |
色 | ゴールド | ブラック |
重さ | 1.7kg(本体1.3kg) | 1.6kg(本体1.2kg) |
使用時間 | 強モード8分 | 強モード15分 |
充電時間 | 約3.5時間 | 約2時間 |
特筆する付属品 | 2WAYすき間ブラシ ミニパワーヘッド | 伸縮すき間用吸口 布用ブラッシングヘッド |
吸引力 | 約12,500Pa | 約15,000Pa |
価格 (税込) | 約30,000円 (中古) | 39,402円 |
なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。
以上のことから、最新機種にこだわらず、ある程度の性能があれば十分な方、なるべく安く購入したい方はPV-BH900J。
新品で購入したい方や性能を重視したい方は、PV-BH900SLを選ぶのが良いと思います。