食品の価格が高騰している現代だからこそ、
「果物を買うならば良い物を選びたい!」
と考える人は多いのではないでしょうか。
果物の中でもとくに高級なイメージのあるメロンは、甘味がありつつもさっぱりとしていて、子供から大人まで幅広く人気があります。
メロンの中にはたくさんの品種があり、スーパーでよく見かける「アンデスメロン」は有名ですが、他の品種との違いはわからないという人も多いため、この記事では、
- タカミメロン
- アンデスメロン
の違いについて、詳しく解説していきます。
それぞれの違いを表で確認したい人はこちらへ(記事下に移動します)。
タカミメロン、アンデスメロンの違いを比較してみた
タカミメロンとアンデスメロンの違いですが、以下の点が異なります。
- 価格帯とコンセプト
- 甘さと柔らかさ
- 産地
- 旬の時期
詳しく見ていきましょう!
違い①:価格帯とコンセプト

タカミメロンは1990年、アンデスメロンは1977年に開発されました。
メロンにおける「開発」とは、簡単に説明すると異なるメロン同士を交配させて、新しい品種を作っていくことです。
タカミメロンは「貴味メロン」とも表記されることがあり、一般的なスーパーでも売っていますが、やや高級志向なコンセプトのため贈答用としても人気があります。
一方アンデスメロンは、病気に強く栽培しやすい品種として開発され、「アンデス」は「安心です」を略した名前です。
アンデスメロンは、全ての人が扱いやすい(栽培と購入の両面で)品種を目指して開発されたため、大衆向けのリーズナブルな価格を実現しています。
販売店や季節、個体差によって価値は大きく違いますが、スーパーなど一般的な販売店の価格帯は、タカミメロンが1玉1,000〜2,500円、アンデスメロンが1玉500〜1,500円です。

南アメリカの「アンデス」ではなく、実は日本語由来です!
違い②:甘さと柔らかさ


メロンの最終的な甘さは個体差や「追熟」(購入後に家で保管しながら熟すまで待つこと)でも大きく変わりますが、品種ごとに糖度が違います。
メロンの糖度は14を超えると甘さをしっかりと感じるのですが、タカミメロンの糖度は15〜16、アンデスメロンの糖度は12〜15です。
およその数値ではありますが、タカミメロンの方が甘いという傾向があります。
また、2つともメロンの中ではやや固めの食感ですが、アンデスメロンの方が少し固く感じる人が多いです。
柔らかくて甘いメロンが好きな場合は、常温で5〜10日追熟させましょう。



「常温」と言っても、昨今の日本の夏はあまりに高温多湿なため、カビが心配な方は野菜室の保管が無難です!
違い③:産地


タカミメロンとアンデスメロンは、産地に違いがあります。
タカミメロンの生産は千葉県が最も多く、次点が茨城、青森、秋田です。
アンデスメロンは茨城県が最も多く、熊本や山形でも生産されています。



「ふるさと納税」の返礼品として扱われていることもあります!
違い④:旬の時期


タカミメロンとアンデスメロンは、ともに夏が旬の果物ですが、月単位で見ると少しだけ時期に違いがあります。
タカミメロンの旬は5月〜8月、アンデスメロンの旬は5月〜7月中旬です。



購入自体は1年中できます!
タカミメロンを選ぶメリットは甘くて美味しいこと


タカミメロンを選ぶメリットは、甘くて美味しいことです。
甘味があるだけではなく後味がさっぱりとしていて、果物ならではの水々しい美味しさも楽しめます。
贈答用におすすめ
タカミメロンは日常の中で食べる果物としては少し高額だと感じる人も多いですが、日持ちしやすく高級感がある果物なので、贈り物として販売している店舗が多数あります。
お礼の品やプレゼントなど、贈答用としておすすめです。
アンデスメロンを選ぶメリットはお手頃な価格で手に入ること


アンデスメロンを選ぶメリットは、お手頃な価格で手に入ることです。
メロンは高級で、特別な日にしか食べられないイメージを持つ人も多いですが、アンデスメロンはメロンならではの甘さとリーズナブルな価格を両立しています。
メロンを使ったデザートを作りたい人におすすめ
アンデスメロンはじっくりと追熟すればかなり甘くなりますが、他の品種と比べると甘さが物足りないと感じる人もいます。
価格がお手頃ということもあり、幅広い食べ方をしやすいので、ケーキやかき氷など、メロンを使ったデザートを作りたい人におすすめです。
タカミメロンの口コミ・評判


タカミメロンの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
アンデスメロンの口コミ・評判


アンデスメロンの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
タカミメロンとアンデスメロンの違いまとめ
タカミメロン、アンデスメロンの違いをまとめると、以下のようになります。
![]() ![]() タカミメロン | ![]() ![]() アンデスメロン | |
---|---|---|
品種が開発された年 | 1990年 | 1977年 |
コンセプト | 『貴味』 家庭用から贈答用まで | 『安心』 大衆向け |
糖度 | 15〜16 | 12〜15 |
追熟方法 | 常温で5〜10日 | |
産地 | 千葉、茨城、青森、秋田など | 茨城、熊本、山形など |
旬 | 5月〜8月 | 5月〜7月中旬 |
価格 (1玉あたり) | 1,000〜2,500円 | 500〜1,500円 |
なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。
以上のことから、甘くて高級感のあるメロンを食べたい人はタカミメロン。
お手頃な価格で美味しいメロンを食べたい人は、アンデスメロンを選ぶのがおすすめです。