忙しい毎日を過ごす中で、家事は1分でも早くこなしていきたいものですが、気になる箇所が次々出てきて、とくに時間をかけてしまいがちなのがお掃除。
そんな毎日のお掃除を手早く支え、今では床だけでなく、車のシートや、埃だけを吸い上げたい引き出しの中のお掃除にまで使いやすく進化し続けた掃除機。
掃除機の中でも、日立のスティッククリーナーは軽さと吸引力の両立を実現しているので、価格が下がった製品と最新機種を比較しながら購入を考えたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、日立のスティッククリーナーの中から、
- PV-BH900SL
- PV-BL50L
の違いについて、詳しく解説していきます。
それぞれの違いを表で確認したい人はこちらへ(記事下に移動します)。
PV-BH900SL、PV-BL50Lの違いを比較してみた
PV-BH900SLとPV-BL50Lの違いですが、以下の点が異なります。
- シリーズ
- 価格
- 吸引力
- 軽さ
- 使用時間
- 付属品
- 集塵容積
詳しく見ていきましょう!
違い①:シリーズ
PV-BH900SLとPV-BL50Lは、シリーズが違います。
PV-BH900SLは「パワーブーストサイクロン」、PV-BL50Lは「パワかるスティック」というシリーズです。
パワーブーストサイクロンは、パワーと多彩なツールが充実しており、パワかるスティックはそれよりも軽さを重視した設計です。
日立のスティッククリーナーは、パワーを重視した掃除機であっても軽く、軽さを重視した掃除機であっても十分パワーがあるという点で優れているため、価格競争の激しい他メーカーと比べ少し高額であっても買い求める人がたくさんいます。
価格や性能に関する詳細も順番に見ていきましょう。
ゴミを見やすくするライトや、埃を絡みにくくするブラシなど、基本的な機能は同じです!
違い②:価格
PV-BH900SLとPV-BL50Lは、価格が違います。
PV-BH900SLは2023年8月に、PV-BL50Lは2023年12月に発売されており、①の項目で解説したそれぞれのシリーズの中で、PV-BH900SLは型落ち、PV-BL50Lは現時点での最新機種です。
発売時の価格は、PV-BH900SLが102,461円、PV-BL50Lは96,580円でした。
現在の価格は、最安値で比較するとPV-BH900SLが39,402円、PV-BL50Lは45,879円です。
ただし、こちらはあくまで最安値の比較なので、価格は常に変動しており、型落ちの場合は在庫がなくなり中古のみの出品になることもあるので、どこで購入するか、中古も検討するかなどあらゆる条件をリアルタイムで見比べることをおすすめします。
たった1年で最安値が初値の半額以下まで安くなっています!
違い③:吸引力
PV-BH900SLとPV-BL50Lは、吸引力が違います。
パワーブーストサイクロンシリーズであるPV-BH900SLは、パワーを重視した造りのため「パワフル3Dファンモーター」という強力なモーターを内蔵しています。
一方、パワかるスティックシリーズであるPV-BL50Lは、それより軽量化を重視した設計のため、「ジェット3Dファンモーター」という、前者よりも軽いモーターが使われています。
ジェット3Dファンモーターも十分な吸引力は発揮できるのですが、PV-BL50Lが強モードまでの出力であるのに比べて、PV-BH900SLはその上であるターボモードで更にしっかりと埃を吸い上げることができます。
吸引力が優れているのは、PV-BH900SLです。
ターボモードは6分間だけ連続使用が可能なので、とくに気になる箇所をしっかり吸い上げる時に適しています!
違い④:軽さ
PV-BH900SLとPV-BL50Lは、軽さが違います。
本体質量で比較すると、PV-BH900SLは1.2kg、PV-BL50Lは0.97kgです。
標準パーツや電池を加えても、PV-BH900SLは1.6kg、PV-BL50Lは1.4kgです。
軽さが優れているのは、PV-BL50Lです。
1kg以下の本体であれば、持ち運んで車の掃除にも使いやすいですね!
違い⑤:使用時間
日立の掃除機のバッテリーは、内蔵式とカセット式で交換方法が異なり、内蔵式の場合は販売店で交換する必要がありますが、PV-BH900SLとPV-BL50Lはいずれもカセット式のバッテリーを使用しており、自分で簡単に取り外しして交換することが可能です。
PV-BH900SLは25.2V、PV-BL50Lは21.6Vのカセット式リチウムイオン電池を使用しており、連続で使用できる時間が少しだけ違っています。
2つとも、標準モードでの使用時間は約40分ですが、強モードで比較するとPV-BH900SLは約15分、PV-BL50Lは約8分の連続使用が可能です。
充電時間は2つとも約2時間なので、微々たる違いではありますが、バッテリーの性能はPV-BH900SLが優れています。
バッテリーを買い替えた場合、古いバッテリーは捨て方にルールがあるので注意してください!回収協力店(家電量販店など)に持っていくのが一番簡単です!
違い⑥:付属品
PV-BH900SLとPV-BL50Lは、付属品の数が違います。
PV-BH900SLのパーツは7種類、PV-BH50Lのパーツは6種類です。
PV-BH900SLにには「スマートホース」というパーツが付属しており、こちらは写真のようにリーチを伸ばしながら掃除したい時にとても便利なパーツです。
パーツには互換性があるので、別売りのスマートホースだけを購入してPV-BL50Lに付けることも可能ですが、別売りだと8,910円と高額なパーツなので、使う可能性が高いならば最初からPV-BH900SLを購入した方がお得です。
他メーカーと比較しても、スティッククリーナーに最初からホースが付いているのは珍しいです!
違い⑦:集塵容積
集塵容積とは、溜めておけるゴミの量です。
2つとも、ゴミを圧縮して固めてくれる構造になっているので、埃を舞い上がりにくい形状にしてコンパクトに捨てられますが、PV-BH900SLは0.25L、PV-BL50Lは0.15Lまでゴミを溜めておけます。
集塵容積はPV-BH900SLの方が上です。
頻繁に捨てるのが面倒な人は大きい方がおすすめです!
PV-BH900SLを選ぶメリットはパワーとツール
PV-BH90SLを選ぶメリットは、パワーとツールです。
ターボモードの利用で埃をしっかり吸い上げることができ、7種類のパーツが最初から付いているのであらゆるシーンで活用できます。
また、価格は常に変動しますが、初値が10万以上でありながら、現在は3万円台で入手できるストアも多く、コストパフォーマンスの高さも実現しています。
家の隅々まで綺麗にしたい人におすすめ
掃除機は床に使うのが基本だと思われがちですが、PV-BH900SLは7種類のパーツを利用して、家中のあらゆる箇所を掃除することができます。
布に使いやすいパーツや、埃だけを吸い込みやすく設計したブラシ、すき間や溝に使いやすいノズルなどとにかくどこにでも使えるように多彩なパーツが付属しています。
掃除機だけで家中が掃除できたら良いのに…と考える人にとって、まさに痒いところに手が届く仕様です。
PV-BL50Lを選ぶメリットは軽さ
PV-BL50Lを選ぶメリットは、軽さです。
これまで性能面ではPV-BH900SLが一歩リードしていた印象でしたが、そもそもパワかるスティックは軽量化を重視する代わりに、それ以外の性能を少しずつ簡易化しているので、一番のメリットは軽さです。
高い所や車で使いたい人にもおすすめ
PV-BH900SLのメリットではツールの種類を挙げましたが、スマートホース以外はPV-BL50Lにも付属しているため、こちらもあらゆるシーンで活用できます。
高い所など、本体を持ち上げて使う箇所においては、本体が軽いPV-BL50Lの方が使い勝手が良いです。
また、パワかるスティックの旧型には付いていなかった「布用ブラッシングヘッド」も付属しているため、車のシートにも利用がしやすくなり、本体が軽いことも踏まえて、車に持ち込んで使いたい人にもおすすめです。
PV-BH900SLの口コミ・評判
PV-BH900SLの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
PV-BL50Lの口コミ・評判
PV-BL50Lの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
日立の掃除機PV-BH900SLとPV-BL50Lの違いまとめ
PV-BH900SL、PV-BL50Lの違いをまとめると、以下のようになります。
発売日 | 2023年8月5日 | 2023年12月9日 |
色 | ブラック | ゴールド |
吸引力 | ターボモードあり | 強モードまで |
本体質量 | 1.2kg | 0.97kg |
充電時間 | 約2時間 | |
使用時間 | 強 15分 | 標準 約40分強 8分 | 標準約40分
パーツの種類 | 7種類 | 6種類 |
集塵容積 | 0.25L | 0.15L |
価格 (税込) | 39,402円 (最安値) | 45,879円 (最安値) |
なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。
以上のことから、パワーと多彩なパーツを重視する人はPV-BH900SL。
軽さを重視する人はPV-BL50Lを選ぶのがおすすめです。
メリットの数で考えるとPV-BH900SLが優れているのですが、そもそもスティッククリーナーに最も期待しているメリットが軽さである人が多いので、トータルして考えるとどちらも同じように優れています。
是非、お好みで使いやすい方を選んでみてください。