一昔前まで、「電子ピアノはグランドピアノの下位互換」という位置付けでしたが、現代では違います。
グランドピアノに限りなく近いタッチ感覚を再現し、音色が幅広く調整できることや、録音機能が充実していることなど、今では初心者からプロまで幅広いニーズに応える楽器へと進化を遂げました。
カシオ(CASIO)は、電子ピアノの中で最もグランドピアノのタッチ感覚を忠実に再現しており、88鍵盤でありながらアパートにも置けるコンパクトなサイズ感が人気です。
88鍵盤のモデルの中で、「PX-S1100」はとくにコスパの良いモデルとして人気ですが、一見スペックの近そうな「PX-S5000」は価格に大きな差があるため、その詳細が気になる人は多いのではないでしょうか。
この記事では、
- PX-S1100
- PX-S5000
の違いについて、詳しく解説していきます。
それぞれの違いを表で確認したい人はこちらへ(記事下に移動します)。
カシオ(CASIO)のPX-S1100、PX-S5000の違いを比較してみた
PX-S1100とPX-S5000の違いですが、以下の点が異なります。
- 価格
- 音色の数
- カラーと重量
- 白鍵の材質
詳しく見ていきましょう!
違い①:価格

PX-S1100は2021年7月29日、PX-S5000は2022年9月29日に発売されました。
どちらもグランドピアノと同じ88鍵盤のモデルです。
現在の価格を比較してみると、PX-S1100は63,000円、PX-S5000は110,867円で販売されています。。
鍵盤の材質に大きな違いがあるため、PX-S5000の方が高額です。(材質に関しては改めて解説します)
オーディオアドバイザーPX-S1100は他メーカーと比較してもとくにコスパの良いモデルです!
違い②:音色の数


カシオの電子ピアノは、グランドピアノ、ロックピアノ、ジャズピアノ、オルガンなどさまざまな音色に変更できます。
PX-S1100とPX-S5000は、この音色の数に違いがあり、PX-S1100は18種類、PX-S5000は23種類です。
PX-S5000の方が幅広い表現で演奏できます。



ゲームっぽい音や迫力のある音など、シーンに合わせて楽しめます!
違い③:カラーと重量


PX-S1100とPX-S5000は、カラーラインナップが違います。
PX-S1100はブラック、ホワイト、レッドの3色ですが、PX-S5000はブラックの1色のみです。
PX-S1100は、電子ピアノの中では少し珍しいレッドも選べます。
また、サイズは同じですが重量には少しだけ違いがあり、PX-S1100は11.2kg、PX-S5000は11.5kgです。



持ち運ぶことも想定されている造りですが、背負って歩くには重いと感じる人も多いので事前に確認しておきましょう!
違い④:白鍵の材質


PX-S1100とPX-S5000の最も大きな違いが白鍵の材質です。
PX-S1100は象牙調のプラスチックですが、PX-S5000の白鍵は木で造られています。
タッチ感覚はどちらもグランドピアノに近いですが、PX-S5000の方がより再現度が高いです。



実際に店頭で試してみて、PX-S5000を即決するユーザーも多いです!
PX-S1100を選ぶメリットは価格が安いこと


PX-S1100を選ぶメリットは、価格が安いことです。
88鍵盤でグランドピアノに近い使用感がありながら、6万円で購入できる圧倒的なコストパフォーマンスの高さを実現しています。
初めて電子ピアノを買う人におすすめ
PX-S5000の方が質感や音色の数が優れていますが、これからピアノを始める人や、習い始めて間もない人にとってはまだ気になるほどの違いではありません。
PX-S1100にも一通りの機能があり、コストパフォーマンスがとても高いので、初めて電子ピアノを買う人におすすめです。
PX-S5000を選ぶメリットは鍵盤が木製であること


PX-S5000を選ぶメリットは、鍵盤が木製であることです。
まるでグランドピアノの鍵盤部分をコンパクトに製品化したかのような再現度の高さで、本格的な演奏を楽しむことができます。
演奏上級者におすすめ
PX-S5000は高額ですが、普段グランドピアノに触れる機会の多いユーザーほど、その再現度の高さを実感します。
既にピアノにたくさん触れている演奏上級者におすすめです。
PX-S1100の口コミ・評判


PX-S1100の口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
PX-S5000の口コミ・評判


PX-S5000の口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
カシオ(CASIO) PX-S1100とPX-S5000の違いまとめ
PX-S1100、PX-S5000の違いをまとめると、以下のようになります。
PX-S1100 | PX-S5000 | |
|---|---|---|
| 発売日 | 2021年 7月29日 | 2022年 9月29日 |
| 鍵盤数 | 88 | |
| カラー | ブラック ホワイト レッド | ブラック |
| サイズ | 幅 1,322mm 奥行 232mm 高さ102mm | |
| 重量 (本体のみ) | 11.2kg | 11.5kg |
| 音色数 | 18 | 23 |
| 消費電力 | 10W | |
| 連続動作時間 (条件により変動) | 約4時間 | |
| 鍵盤 | 白鍵 象牙調 黒鍵 黒檀調 | 白鍵 木製部にスプルース材使用 象牙調 黒鍵 黒檀調 |
| 付属品 | アダプター2種 ペダル 譜面立て 楽譜集 | |
| 内蔵曲 | 60曲 | |
| デモ曲 | 1曲 | |
| 録音機能 | MIDI録音 2トラック 1曲 リアルタイム録音 約10,000音符 オーディオレコーディング 最大99曲 1曲あたり最大約25分 | |
| 価格 (税込) | 63,000円 | 110,867円 |
なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。
以上のことから、コスパを求める人はPX-S1100。
よりグランドピアノに近い質感を求める人は、PX-S5000を選ぶのがおすすめです。












