大人気のカメラ、キャノンのEOSシリーズ。
EOSシリーズのカメラはそれだけでもキレイな写真が撮れますが、ズームレンズを取り付けて撮影する人も多くなっています。
この記事では、キャノンのズームレンズ、
- RF14-35mm F4 L IS USM
- RF15-35mm F2.8 L IS USM
- RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM
の違いについて、詳しく解説していきます。
RF14-35mm F4 L IS USM、RF15-35mm F2.8 L IS USM、RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMの違いを比較してみた
まず、3つのレンズの大まかな違いですが、それぞれ焦点距離とF値が違います。
それぞれのレンズの焦点距離とF値は型番に入っている数字の通りで、例えば「RF14-35mm F4 L IS USM」のレンズの場合は、焦点距離は14mmから35mm、F値の値は「F4」の4となっています。
焦点距離は小さい値になると広角の写真が撮影でき、大きい値だと狭角の写真が撮影できるもので、F値はカメラに入る光の量を示した値です。

型番の数字がそのまま焦点距離とF値の数字になっています!
では、RF14-35mm F4 L IS USMとRF15-35mm F2.8 L IS USM、RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMの焦点距離とF値以外の違いですが、以下の点が異なります。
- レンズのコーティング
- ナノUSMを搭載しているかどうか
- 防塵・防滴仕様があるかどうか
- 手振れ補正効果
詳しく見ていきましょう!
違い①:RF14-35mm F4 L IS USMとRF15-35mm F2.8 L IS USMはASCとSWCとフッ素コーティングがされている


RF14-35mm F4 L IS USMとRF15-35mm F2.8 L IS USMのレンズは、ASCとSWCとフッ素コーティングがされています。
ASCとSWCは、写真と撮った時の写真が白っぽくなってしまう『フレア』や、写真に光の粒が入り込む『ゴースト』の発生を抑える効果があります。
フッ素コーティングは、レンズについた汚れを落としやすくする加工です。
ASCやSWC、フッ素コーティングがあることで、撮影時に写真の中に余計な光が入りにくく、レンズについた汚れも簡単にきれいにすることが可能です。
違い②:RF14-35mm F4 L IS USMとRF15-35mm F2.8 L IS USMはナノUSMが搭載されている


RF14-35mm F4 L IS USMとRF15-35mm F2.8 L IS USMのレンズは、『ナノUSM』が搭載されています。
『ナノUSM』はキャノン独自の超音波モーターのことで、写真撮影時のオートフォーカスを高速にしたり、動画撮影時のオートフォーカスを滑らかにして、手ブレを起こりにくくする効果があります。



『ナノUSM』があることで、写真や動画を撮る時もボケることなくキレイなシーンを撮影できますね!
違い③:RF14-35mm F4 L IS USMとRF15-35mm F2.8 L IS USMは防塵・防滴仕様がある


RF14-35mm F4 L IS USMとRF15-35mm F2.8 L IS USMのレンズには、防塵・防滴仕様が施されています。
レンズの中にホコリと水滴が入りにくい構造になっていて、撮影した写真に影響しにくくなっています。
違い④:RF14-35mm F4 L IS USMとRF15-30mm F4.5-6.3 IS STMは5.5段分の手ブレ補正効果がある


RF14-35mm F4 L IS USMとRF15-30mm F4.5-6.3 IS STMのレンズは、手ブレ補正5.5段分の機能が搭載されています。
カメラ自体に手ブレ補正がある場合は補正効果が強調されるので、最大7段分の手ブレ補正効果が得られます。
RF15-35mm F2.8 L IS USMのレンズは、5段分の手ブレ補正効果が搭載されています。
手ブレ補正の段数は、撮影時の手ブレを抑える効果がどの程度があるかを示す数字です。
数字が高いほど手ブレが起こりにくくなり、シャッタースピードを遅くしても手ブレが起きずに撮影が可能です。



RF14-35mm F4 L IS USMとRF15-30mm F4.5-6.3 IS STMは手ブレ補正効果が高く、シャッターをじっくり押してもキレイな写真が撮れますね!
RF14-35mm F4 L IS USMを選ぶメリットは高性能のレンズであること


RF14-35mm F4 L IS USMのレンズを選ぶメリットは、高性能のレンズであることです。
ASC、SWCのコーティングがされていたり、手ブレ補正効果が高いレンズです。
高性能のレンズが欲しい人におすすめ
RF14-35mm F4 L IS USMのレンズは、高性能のレンズが欲しい人におすすめです。
協調効果で7段分の手ブレ補正効果があったり、防塵・防滴仕様がされているレンズで、よりキレイな写真を撮影しやすくなっています。
RF15-35mm F2.8 L IS USMを選ぶメリットはF値が小さいこと


RF15-35mm F2.8 L IS USMのレンズを選ぶメリットは、F値が小さいレンズであることです。
F値2.8による撮影が可能です。
背景をぼかしたり暗い場所の写真が撮りたい人におすすめ
RF15-35mm F2.8 L IS USMのレンズは、背景をぼかした写真や暗い場所での撮影がしたい人におすすめです。
F値の値が小さくなると写真がボケやすくなりますが、メインの被写体以外をボカしたい写真を撮りたい時にはぴったりです。
逆に全体的にピントを合わせる必要のある風景写真や、大人数で撮る集合写真には不向きのレンズです。
RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMを選ぶメリットは価格の安さ


RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMのレンズを選ぶメリットは、RF14-35mm F4 L IS USMとRF15-35mm F2.8 L IS USMよりも、安い価格で購入できることです。
コスパの高いズームレンズが欲しい人におすすめ
RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMのレンズは、コスパの高いズームレンズが欲しい人におすすめです。
RF14-35mm F4 L IS USMとRF15-35mm F2.8 L IS USMに比べるとコーティング加工や防塵・防滴仕様ではないですが、その分安い価格で購入可能なコスパの高いズームレンズになっています。
RF14-35mm F4 L IS USMの口コミ・評判


RF14-35mm F4 L IS USMの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
あけぼの山農業公園の梅園を楽しんだ後はもう一つの目的(お楽しみ)がありました。
— スカイ🌤🏕 (@sky_camp_pic) March 4, 2023
『七里ヶ渡跡』付近の利根川土手沿いに行き「菜の花」も楽しんきました😊
見頃となっております。
レンズ
RF14-35mm F4 L IS USM#千葉県#柏市#七里ヶ渡跡#菜の花#柏市オススメスポット pic.twitter.com/vT0Tid30Hu
RF14-35mm F4 L IS USMのレビュー
— ふがまるちゃん@三重を撮る人 (@fugaemon) August 14, 2022
1枚目はF4.5、2・3枚目はF4
どれも14mm・手持ちで撮影
四隅が流れず、解像度はほぼ均一
単焦点のようなヌケのある立体感もあり、みたま祭の黒字がハッキリとした黒い発色で美しい
14mmのパースペクティブは無数の提灯の迫力を増してくれる
お見事すぎるレンズ pic.twitter.com/o1i3IDcemW
大きな違いは近くの物を撮影した時にフルサイズのほうが背景がよりボケるかな
— さいとう まこと@写真家はバーにいる (@kaopapa0317) March 7, 2023
距離があったり、絞ったりすると違いは出ないと思いますよ
APS-Cからフルサイズに移行した時の感想です
RF14-35mm F4 L IS USM
35mm開放で、このくらいボケます pic.twitter.com/mK0YXowmaZ
良い口コミ
悪い口コミ
RF15-35mm F2.8 L IS USMの口コミ・評判


RF15-35mm F2.8 L IS USMの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
空の階調残しつつ、人物を浮き立たせたかったら、ハーフNDとストロボはマジで必須。
— 関一也@SEKI KAZUYA (@kazuyaseki86) July 16, 2020
EOS R
RF15-35mm F2.8 L IS USM
NiSi ソフトGND8
GODOX AD200 pic.twitter.com/2HBAR4EeqC
門司港レトロで星を回してきました
— 𝕋𝕒𝕜𝕒𝕪𝕦𝕜𝕚(6/24〜25 写真展 at門司港レトロ) (@takabou_photo) August 28, 2022
左上の光は旧門司税関を照らすプレミアホテル門司港の照明です
EOS R5+RF15-35㎜ F2.8 L IS USM#北九州 #門司港レトロ #好きっちゃ北九州 #tokyocameraclub pic.twitter.com/GfoNUf9ozu
My new gear …
— sk (@sk_photo_animal) October 28, 2022
RF15-35mm F2.8 L IS USMを導入しました。 pic.twitter.com/cTZmlQ7o9A
良い口コミ
悪い口コミ
RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMの口コミ・評判


RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMで撮影
— MEGANE Ya (@MEGANEYa5) November 24, 2022
値上げ前に広角レンズ買うか?
って考えたが1月にRF135mm予約してしまったので、コレに妥協
ったってこれだけ撮れれokです。#工藤紗良 さん #よみうりランド@sara_sara_k #工藤紗良 さん
Location: よみうりランド
Model: @sara_sara_k pic.twitter.com/8fZdwTzZdq
左:EOS R5+RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMで撮影したもの。DLOは適用済み
— YSRさん (@YSRKEN) March 7, 2023
右:同じ画像データについて、NnIPTで収差補正したもの
これはもう……凄いですね…… pic.twitter.com/oBNeToObHH
#ファインダー越しの私の世界 #写真を撮ってる人と繋がりたい #キリトリセカイ #風景写真 #CANON
— photo蔵 (@urakamera) November 11, 2022
RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM
日の出前 pic.twitter.com/AjWDCokacR
良い口コミ
悪い口コミ
RF14-35mm F4 L IS USMとRF15-35mm F2.8 L IS USMとRF15-30mm F4.5-6.3 IS STMの違いまとめ
RF14-35mm F4 L IS USM、RF15-35mm F2.8 L IS USM、RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMの違いをまとめると、以下のようになります。
![]() ![]() RF14-35mm F4 L IS USM | ![]() ![]() RF15-35mm F2.8 L IS USM | ![]() ![]() RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM | |
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発売日 | 2021年9月 | 2019年9月 | 2022年8月 |
焦点距離 | 14mm~35mm | 15mm~35mm | 15mm~30mm |
F値 | 4 | 2.8 | 4.5~6.3 |
ASC、SWC フッ素コーティング | あり | あり | なし |
ナノUSM | あり | あり | なし |
防塵・防滴 | あり | あり | なし |
手ブレ補正効果 | 7段分(協調効果) | 5.5段分5段分 | 7段分(協調効果) | 5.5段分
価格 | 323,338円 | 315,000円 | 74,800円 |
まとめると、高性能のズームレンズが良い人は、RF14-35mm F4 L IS USM。
F値の小さいレンズが欲しい人は、RF15-35mm F2.8 L IS USM。
コスパの高いズームレンズが良い人は、RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMのレンズがおすすめです。