昔は運動会や学芸会など、子供の成長を映像で残したい保護者達はビデオカメラを持って集まっていました。
今はスマホで撮影する人が圧倒的に多くなりましたが、そんな現代だからこそ、
「ズームをしても綺麗なワンランク上の映像を残したい！」
と考える人も多いのではないでしょうか。
現在家庭用のビデオカメラは、ハイビジョンの更に上を行く4Kへと進化して、遠くにいるお子様の顔もはっきりと映せるようになりました。
Panasonic(パナソニック)から発売されている4Kのビデオカメラは、軽量で耐久性がありますが、生産終了した商品の情報は少ないため、性能や違いがわかりにくいです。
この記事では、型落ちの製品を比較したい人のために、
- HC-VX992M
- HC-VX2MS
の違いについて、詳しく解説していきます。
それぞれの違いを表で確認したい人はこちらへ（記事下に移動します）。
パナソニックのHC-VX992M、HC-VX2MSの違いを比較してみた
HC-VX992MとHC-VX2MSの違いですが、以下の点が異なります。
- 価格
- デザイン(色・サイズ・重量)
- 光の取り込み量
- ズーム倍率
- 暗所での撮影
詳しく見ていきましょう！
違い①：価格
HC-VX992Mは2019日5月23日、HC-VX2MSは2022年9月22日に発売されました。
現在の価格は、HC-VX992Mは部品が品薄になり、同じスペックで一部部品を替えたHC-VX992MSが発売されていたため、HC-VX992Mの新品は希少な扱いで、少し高めの98,000円で販売されています。
中古の相場は6万〜7万円です。
HC-VX2MSは現在でも新品で販売されており、最安値は76,279円で購入できます。
2つとも高画質な4Kビデオカメラで、それぞれ得意な映像の撮り方が違う機種です。
カメラアドバイザー電化製品では、一部の部品のみ替えた製品を違う型番で発売することはよくある話です！
違い②：デザイン(色・サイズ・重量)
HC-VX992MとHC-VX2MSは、カラーバリエーション、サイズ、重量がそれぞれ違います。
 HC-VX992M |  HC-VX2MS | |
|---|---|---|
| 色 | ピュアホワイト カカオブラウン アーバンレッド | ブラック |
| サイズ | 幅65mm 高さ73mm 奥行141mm | 幅68mm 高さ77mm 奥行き142mm |
| 重量 (バッテリー含む) | 約398g | 約473g |
HC-VX992Mは3色、HC-VX2MSは1色です。
パナソニックのビデオカメラは、傷つきにくく壊れにくい材質であると評価されています。
また、サイズに大きな違いはありませんが、HC-VX992Mの方が軽量です。
カメラアドバイザー片手で持つことが多いハンディタイプなので、軽さは重要なメリットです！
違い③：光の取り込み量
カメラには「イメージセンサー」という部品があり、このセンサーのサイズが大きいほど光の取り込み量が多くなるのが特徴です。
光の取り込み量が多い方が写真の「ボケ量」も増えるため、表現の幅が広くなる一方で、ピントが合いにくくなる欠点もあります。
HC-VX992Mは1/2.3型、HC-VX2MSは1/2.5型のイメージセンサーを搭載しており、HC-VX992Mの方がサイズが大きいため光の取り込み量が多いです。
カメラアドバイザー背景をぼかした「ポートレート写真」を撮りたい場合などは大きい方が良いです！
違い④：ズーム倍率
HC-VX992MとHC-VX2MSは、「光学ズーム」の倍率が違います。
光学ズームとは、簡単に説明すると画質が劣化しない拡大方法のことです。
スマホカメラによくある、拡大すればするほど画質が落ちるズームは「デジタルズーム」と言います。
光学ズームはレンズの調整によって拡大する仕組み(望遠鏡や双眼鏡を使っても景色が粗く見えないのはこの仕組みです)ですが、デジタルズームは単に被写体を引き伸ばしているという仕組みです。
この光学ズームが、HC-VX992Mは20倍まで、HC-VX2MSは24倍まで可能です。
HC-VX2MSの方が、より遠くの被写体の撮影を得意としています。
カメラアドバイザーHC-VX2MSを購入するユーザーの多くは、ズーム倍率の高さが決め手となっています！
違い⑤：暗所での撮影
HC-VX992MとHC-VX2MSは、暗所での撮影機能が違います。
明かりのない場所で撮影する際の性能は、「最低被写体照度」の数値が判断基準です。
最低被写体照度は「ルクス」という単位で表示されますが、値が低いほど暗い場所に対応しています。
HC-VX992Mは0ルクスで、HC-VX2MSは0.5ルクスです。
HC-VX992Mは真っ暗な場所でも撮影できますが、HC-VX2MSは少し明かりがないと撮影できません。
カメラアドバイザーHC-VX2MSは常夜灯や月明かり程度の明かりが最低限必要です！
HC-VX992Mを選ぶメリットは真っ暗な場所でも撮影できること
HC-VX992Mを選ぶメリットは、真っ暗な場所でも撮影できることです。
最低被写体照度が0ルクスで、全く明かりのない環境でも被写体を捉えることができます。
アウトドア好きな人におすすめ
HC-VX992Mは真っ暗な場所でも撮影できることをメリットとして挙げました。
日常生活の中で全く明かりのない環境は少ないですが、街灯のない田舎の夜など、キャンプや旅行の一場面を映像に残すことができます。
アウトドア好きな人におすすめです。
HC-VX2MSを選ぶメリットはズーム倍率が高いこと
HC-VX2MSを選ぶメリットは、ズーム倍率が高いことです。
24倍の光学ズームで、画質を落とさずに遠くの物を撮影できます。
お子様がいるご家庭におすすめ
HC-VX2MSはズーム倍率が高いことをメリットとして挙げました。
お子様の運動会や発表会など、遠くから拡大して撮影する場面でとくにこの機能が発揮されるという口コミが度々見られます。
スマホカメラのデジタルズームではどうしても画質が粗くなりますが、24倍の光学ズームならば離れていても顔がはっきり映せるので、お子様がいるご家庭におすすめです。
HC-VX992Mの口コミ・評判
HC-VX992Mの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
HC-VX2MSの口コミ・評判
HC-VX2MSの口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
PanasonicのHC-VX992MとHC-VX2MSの違いまとめ
HC-VX992M、HC-VX2MSの違いをまとめると、以下のようになります。
HC-VX992M | HC-VX2MS | |
|---|---|---|
| 発売日 | 2019日5月23日 | 2022年9月22日 |
| 色 | ピュアホワイト カカオブラウン アーバンレッド | ブラック |
| サイズ | 幅65mm 高さ73mm 奥行141mm | 幅68mm 高さ77mm 奥行き142mm |
| モニター | 3型 | |
| 重量 (バッテリー含む) | 約398g | 約473g |
| 内蔵メモリ | 64GB | |
| センサーサイズ (光の取り込み量) | 1/2.3型 (多い) | 1/2.5型 (普通) |
| 有効画素数 | 4K(829万) | |
| 光学ズーム | 20倍 | 24倍 |
| 最低被写体照度 (暗所の撮影) | 0ルクス (真っ暗でもOK) | 0.5ルクス (少し明かりが必要) |
| 価格 (税込) | 98,000円(新品) 6万〜7万円(中古) | 76,279円 |
なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。
以上のことから、暗い場所で撮影したい人はHC-VX992M。
遠くを撮影したい人は、HC-VX2MSを選ぶのがおすすめです。
HC-VX992M
HC-VX2MS
