毎日飲む水の安全とおいしさのために、重要な役割を果たすのが浄水器です。
なかでも、1986年に誕生した『トレビーノ®』は、水本来のミネラル分はそのままに、後から加えられた気になる物質を取り除いてくれるとして、人気の浄水器ブランドです。
この記事では、『トレビーノ®』で人気の蛇口直結型「カセッティ®シリーズ」に取り付けられる浄水カートリッジの中から、
- T600 (品番:MKC.TJ)
- MX600 (品番:MKC.MXJ)
の違いについて、詳しく解説していきます。
それぞれの違いを表で確認したい人はこちらへ(記事下に移動します)。
トレビーノのT600、MX600の違いを比較してみた
T600とMX600の違いですが、以下の点が異なります。
- ろ材の種類
- 除去できる物質
- 価格
詳しく見ていきましょう!
違い①:ろ材の種類


T600とMX600は、『トレビーノ®』の「カセッティ®シリーズ」に取り付けられる浄水カートリッジの中で、総ろ過水量が600Lのカートリッジです。
T600は品番「MKC.TJ」で、MX600は品番「MKC.MXJ」で販売されています。
そんなT600とMX600は、ろ材の種類に違いがあります。


T600のろ材の種類は、活性炭と中空糸膜の2種類になっています。
MX600のろ材の種類は、活性炭と中空糸膜、イオン交換体の3種類です。
MX600はT600に比べて、イオン交換体があるため、活性炭や中空糸膜で除去できない小さな物質も除去することができます。

イオン交換体は、水道水に含まれる不純物のイオンを取り除き、代わりにもともとイオン交換体が持っていたイオンを放つ働きがあります。
違い②:除去できる物質


T600とMX600は、除去できる物質に違いがあります。
T600とMX600の除去できる物質は、以下の通りです。
T600 | MX600 | |
---|---|---|
水の「おいしさ」に関わる物質 | 遊離残留塩素 2-MIB(カビ臭) 陰イオン界面活性剤 フェノール類 ジェオスミン | 遊離残留塩素 2-MIB(カビ臭) フェノール類 ジェオスミン |
水の「安心」に関わる物質 | 濁り 総トリハロメタン CAT(農薬) テトラクロロエチレン トリクロロエチレン シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン ベンゼン | 濁り 総トリハロメタン 溶解性鉛 CAT(農薬) テトラクロロエチレン トリクロロエチレン クロロホルム ブロモジクロロメタン ジブロモクロロメタン ブロモホルム シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン ベンゼン |
除去できる物質は、「おいしさ」に関わる項目ではT600が多く、「安心」に関わる項目ではMX600がより多くなっています。
全体で見ると、T600は12項目、MX600は16項目が除去でき、MX600の方が除去できる物質が多くなっています。



カセッティシリーズの中で、T600はスタンダードタイプ、MX600は高除去タイプのカートリッジとなっています。
違い③:価格


T600とMX600は、価格に違いがあります。
T600とMX600のメーカー希望小売価格は、どちらもオープン価格となっています。
それぞれの市場価格は、以下の通りです。
T600 | MX600 | |
---|---|---|
1個入り | 2,500円前後 | 3,000円前後 |
3個入り | 約4,000~5,000円 | 約7,000~8,000円 |
MX600に比べて、T600の市場価格は安くなる傾向があります。



カートリッジの交換は、T600とMX600のどちらも約2か月が目安です。
T600を選ぶメリットは価格が安いこと


T600を選ぶメリットは、価格が安いことです。
T600の価格は1個入りが2,500円前後となっており、3個入りが4,000~5,000円程度です。
対して、MX600の価格は1個入りが3,000円前後で、3個入りが7,000~8,000円程度となっており、T600よりも高くなる傾向があります。
まとめ買いする場合、MX600に比べて、T600の方が安く、さらにお買い得になります。
出費を抑えたい人におすすめ
T600の価格はMX600よりも安く、3個入りなどのまとめ買いをする場合は、さらに価格の差は大きくなり、T600の方がお買い得になる傾向にあります。
T600とMX600の交換目安は約2か月となっており、T600の方が長期的なコスト負担が軽くなります。
そのため、できるだけ出費を抑えたい人には、T600がおすすめです。
MX600を選ぶメリットは高除去タイプなこと


MX600を選ぶメリットは、高除去タイプのカートリッジであることです。
ろ材にイオン交換体が使用されているMX600は、除去できる物質が12項目であるT600に比べて、16項目と多くなっています。
特に、水の「安心」に関わる項目で、除去できる物質が多いため、より安心できる水に浄水することが可能です。
浄水性能が高い方が良い人におすすめ
高除去タイプであるMX600は、T600に比べて、除去できる物質が多く、より安心できる水を提供してくれます。
その分、MX600は、T600よりも価格が高い傾向があり、長期的なコスト負担がかかります。
そのため、費用がかかっても浄水性能が高い方が良い人には、MX600がおすすめです。
T600の口コミ・評判


T600の口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
#トレビーノ 浄水器の。
— う い ん (@ne_uincat) September 15, 2024
2023/4/29開始。
だいたい二ヶ月かな?カセッティT600だし。
取替え時期を逃してて2024/9/15にはずしてみました。
ちょっと手ごたえを感じる黒色だー。
塩素だけならこれでも無くせてたんですよね。たまに水質調べてた。
塩素だけならね。
前10年放置のみたことある。黒。 pic.twitter.com/7FjGkVFhTt
自分はコーナンで売ってる浄水器(東レ/トレビーノ カセッティシリーズ/T-600)使ってるわ
— アザトース (@durgatoissyo) August 20, 2024
安いやつやけど塩素臭とかは気にならんぐらいには取り除かれる
もしもウォーターサーバー買うんやったらペットボトルを差し込むタイプにしとき
通常の12Lタイプは重いし保管場所でめちゃくちゃ困る
良い口コミ
悪い口コミ
MX600の口コミ・評判


MX600の口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
トレビーノMX600使ってるけど、カビなのかなんなのかわからないけど
— よこ@伊藤貫さん支持 (@yokotakenjisiga) July 10, 2015
20%ぐらいの濃度で臭みが残ってるな~。やっぱ水道管そのものが劣化しすぎてるんだろうな。これが最大レベルの浄水なので、これ以上は水道管そのものを新しくするしかない。#トレビーノ #東レ
良い口コミ
悪い口コミ
トレビーノのT600とMX600の違いまとめ
T600、MX600の違いをまとめると、以下のようになります。
![]() ![]() T600 | ![]() ![]() MX600 | |
---|---|---|
発売日 | 1997年 | 2005年 |
ろ材の種類 | 活性炭 中空糸膜 | 中空糸膜 イオン交換体 | 活性炭
除去できる物質 | 2-MIB(カビ臭) 陰イオン界面活性剤 フェノール類 ジェオスミン | 遊離残留塩素遊離残留塩素 2-MIB(カビ臭) フェノール類 ジェオスミン |
濁り 総トリハロメタン CAT(農薬) テトラクロロエチレン トリクロロエチレン シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン ベンゼン | 総トリハロメタン 溶解性鉛 CAT(農薬) テトラクロロエチレン トリクロロエチレン クロロホルム ブロモジクロロメタン ジブロモクロロメタン ブロモホルム シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン ベンゼン | 濁り|
メーカー希望小売価格 | オープン価格 | |
価格 (税込) | 1個入り:2,500円前後 | 1個入り:3,000円前後 |
3個入り:約4,000~5,000円 | 3個入り:約7,000~8,000円 |
なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。
以上のことから、できるだけ出費を抑えたい人はT600。
浄水性能が高い方が良い人は、MX600を選ぶのが良いと思います。