パナソニックのHC-X2とAG-CX350の違いを比較!どっちがおすすめ?

サイト内に商品プロモーションを含む場合があります
パナソニックのHC-X2とAG-CX350の違いを比較

「プロのような撮影にチャレンジしてみたいけど、ビデオカメラはどれが良いのか分かりにくい」

と思ったことはありませんか。

一昔前まで、本格的なビデオカメラは「映像業界で働く人のカメラ」というイメージでしたが、昨今はYouTubeの参入者が増え、本格的な映像制作が身近なものになっていきました。

パナソニックから、「業務用と同等スペックの家庭用」としてHC-X2が発売されていますが、2019年発売のAG-CX350は今でも高く評価されており、それらの違いが気になる人は多いのではないでしょうか。

この記事では、

  • HC-X2
  • AG-CX350

の違いについて、詳しく解説していきます。

それぞれの違いを表で確認したい人こちらへ(記事下に移動します)。

目次

パナソニックのHC-X2、AG-CX350の違いを比較してみた

HC-X2AG-CX350の違いですが、以下の点が異なります。

  • 価格
  • サイズと重量
  • 操作性
  • 配信用プロトコル
  • microP2(プロ用メモリーカード)対応
  • 連続撮影時間

詳しく見ていきましょう!

違い①:価格

HC-X2は2022年10月、AG-CX350は2019年2月に発売されました。

現在の価格を最安値で比較すると、HC-X2363,999円AG-CX350349,800円で購入できます。

HC-X2は「限りなく業務用に近い家庭用機」、AG-CX350は「業務用機」という位置付けです。

そのため、もともとAG-CX350は50万円以上で販売されており、2019年の発売にも関わらず、2022年時点ではHC-X2よりも高額でした。

ただし、業務用のハイスペックならば誰にとっても万能かというと必ずしもそうではなく、ビデオカメラは基本的に使いこなせるスペックかどうか、慣れている操作方法、使用感であるかどうかなどを考えて選ぶ必要があります。

次以降の項目で、それぞれの使用感についても確認していきましょう。

カメラアドバイザー

HC-X2は発売当初から、「業務用機に近いスペックの製品が40万円以下で手に入る」という、映像業界に衝撃を与えたビデオカメラでした!

違い②:サイズと重量

AG-CX350

HC-X2AG-CX350は本体サイズ、ディスプレイサイズ、重量が違います。

スクロールできます

HC-X2

AG-CX350
サイズ
(撮影時のパーツ含む)
幅211mm
高さ195mm
奥行390mm
幅180mm
高さ173mm
奥行311mm
ディスプレイ3.5インチ3.2インチ
本体重量
(撮影時のパーツ含む)
約2490g約2300g

どちらも2kgを超えているので、三脚を利用しての撮影が主流です。

手持ちの場合はかなりぶれやすくなる重さですが、手ぶれ補正も充実しています。

また、ディスプレイはHC-X2の方が大きく見やすいです。

カメラアドバイザー

ディスプレイは収納できるので、基本的に大きめの方が使いやすいです!

違い③:操作性

本来家庭用カメラは、カメラに詳しくない方でも使いやすくシンプルな設計になっている代わりに、本格的な微調整まではできないという仕様がほとんどですが、HC-X2は業務用とほぼ同等の機能性です。

ただし、HC-X2はあくまで家庭用なので、AG-CX350はGAIN(明るさの調整)とWB(白の調整)の調整を手元のボタンとディスプレイの両方で調整できますが、HC-X2はディスプレイでのみ調整できるなど、プロが使う便利機能に関しては一部省略されています

AG-CX350

また、AG-CX350はSDI(主に業務用機器と接続できるケーブル)端子が後ろに付いていて、横に並ぶ機材の邪魔にならない設計ですが、HC-X2は横に付いているので、たくさんの機材が並ぶ撮影現場では少し嵩張る設計です。

HC-X2

ディスプレイの出し方にも小さな違いがあり、HC-X2は「引き出す設計」ですが、AG-CX350は「開く設計」のため、AG-CX350の方が少しフレキシブルに動きます

HC-X2

ズームは「ズームリング」という、レンズ周りのリングで調整しますが、ズームリングに関してはHC-X2の方が少しだけ動きがスムーズです。

これまでパナソニックの業務用機は、他メーカーと比較して「ズームリングの動きがカクカクしていて使いにくい」という評価でしたが、HC-X2は新しい機種のため改良されています。

ビデオカメラの操作性は、個人の慣れによっても好みが分かれるので、実際に触ってから購入を検討するユーザーが多いです。

カメラアドバイザー

SDIケーブルというのは、一般家庭でも身近な「HDMIケーブル」の業務用のような物です!
業務用のケーブルならば、長くなっても映像が劣化しないというメリットがあります!

違い④:配信用プロトコル

「配信用プロトコル」というのは、簡単に説明すると「配信のルール」のようなもので、データをどのルールで伝送するかという方法の種類です。

それぞれの配信用プロトコルを見ていきましょう。

スクロールできます

HC-X2

AG-CX350
配信用プロトコルRTSP/RTP/RTMP/RTMPSRTSP/RTP/RTMP/RTMPS/SRT

AG-CX350には「SRT」というプロトコルがあります。

基本的にRTMPとRTMPSがあれば配信は可能ですが、プロトコルが多い方が、使用する現場や企業によって幅広い対応が可能です。

カメラアドバイザー

SRTは主に欧米で活躍しているプロトコルです!

違い⑤:microP2(プロ用メモリーカード)対応

HC-X2AG-CX350は外付けのストレージを利用できます。

SDHC、SDXCというメモリーカードを使える点は共通していますが、AG-CX350は「microP2」というメモリーカードにも対応しており、こちらは「パナソニックのプロ用メモリーカード」です。

SDカードとの違いは、撮影したコンテンツがファイル形式で保存されることなので、PCで編集するにあたりスムーズに作業できるというメリットがあります。

違い⑥:連続撮影時間

HC-X2AG-CX350は、最長連続撮影時間が違います。

HC-X2約3時間50分AG-CX350約3時間20分の撮影が可能です。

こちらは付属のバッテリーの場合なので、別売りのバッテリーを使用することで更に長く撮影することも可能です。

カメラアドバイザー

映像業界で使用する場合は、複数のカメラやバッテリーを利用することがほとんどです!

HC-X2を選ぶメリットは新しさ

HC-X2を選ぶメリットは、新しさです。

HC-X2は家庭用機ではありますが、本格的な映像制作をするにあたり必要な機能が一通り揃っています。

そのうえで、ズームリングの操作性が改良されていることや、ディスプレイが大きくなったことなど、AG-CX350よりも新しい機種のため改良されている点がメリットです。

個人で利用する上級者におすすめ

HC-X2AG-CX350は基本的に、映像制作に既に慣れている上級者が使いこなせる機種です。

ただし、HC-X2は家庭用機なので、これからプロを目指す方や、本格的な映像制作に挑戦したい人など、個人で利用する上級者におすすめです。

AG-CX350を選ぶメリットは業務での使用感が高いこと

AG-CX350を選ぶメリットは、業務での使用感が高いことです。

他の機材が並んでいる現場での使用を想定した造りになっていたり、プロが使いやすい操作性を実現しています。

既にプロとして活動している人におすすめ

AG-CX350は業務用機のため、一般の人が見ると何に使うかわからない端子や、必要性がわかりにくい機能が多いです。

「挑戦」という段階であればHC-X2の方が使いやすいので、AG-CX350既にプロとして活動している人におすすめです。

HC-X2の口コミ・評判

HC-X2の口コミ・評判

HC-X2の口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。

良い口コミ

画質が良い!

コスパ抜群!

音撮りが綺麗!

悪い口コミ

ズームリングの反応が遅い

一般人の娯楽として高すぎる

仕事に使うなら業務用機の方が良い

AG-CX350の口コミ・評判

AG-CX350の口コミ・評判

AG-CX350の口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。

良い口コミ

もう既に元を取った!

20倍ズームが優秀!

今でも現役!

悪い口コミ

他メーカーとの色合わせがうまくいかない

Panasonic自体が微妙

他メーカーを使っていると操作性がイライラする

パナソニックのHC-X2とAG-CX350の違いまとめ

HC-X2、AG-CX350の違いをまとめると、以下のようになります。

スクロールできます

HC-X2

AG-CX350
発売日2022年10月2019年2月
サイズ
(撮影時のパーツ含む)
幅211mm
高さ195mm
奥行390mm
幅180mm
高さ173mm
奥行311mm
ディスプレイ3.5インチ3.2インチ
本体重量
(撮影時のパーツ含む)
約2490g約2300g
センサーサイズ1.0型MOSセンサー
デュアルコーデック記録可能
配信用プロトコルRTSP
RTP
RTMP
RTMPS
RTSP
RTP
RTMP
RTMPS
SRT
外付けストレージSDHC
SDXC
SDHC
SDXC
microP2
タイムコードの同期可能
連続撮影可能時間約3時間50分約3時間20分
価格
(税込)
363,999円〜349,800円〜
各製品の比較

なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。

以上のことから、個人で利用する上級者や、上級者を目指す中級者HC-X2

既にプロとして活躍している人は、AG-CX350を選ぶのがおすすめです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次