学校にあるようなピアノはとても高いですが、電子ピアノはコンパクトなモデルも多くて自家用ピアノとしても購入しやすくなっています。
音楽機器メーカーのカシオにおいても、多数の電子ピアノを発売しています。
カシオの商品の中でも、「PX-S1100」というモデルを手にする人が多いですが、前モデルである「PX-S1000」と何が違うのか、いまいちよくわからないと思っている人もいるかと思います。
この記事では、カシオの電子ピアノ、
- PX-S1100
- PX-S1000
の違いについて、詳しく解説していきます。
それぞれの違いを表で確認したい人はこちらへ(記事下に移動します)。
PX-S1100、PX-S1000の違いを比較してみた
PX-S1100とPX-S1000の違いですが、以下の点が異なります。
- 音響システム
- 無線機能
- USBメモリへの録音
- 「ELEC. PIANO」ボタン
詳しく見ていきましょう!
違い①:音響システム

PX-S1100とPX-S1000は、音響システムが異なります。
PX-S1100は、PX-S1000に比べて音響システムが強化されており、スピーカー内の振動板を強くして高音域の音声をよハリがあってきめ細かく再現し、内部構造の強化でより大胆かつゆとりのある低音域の再生が可能になっています。
違い②:USBメモリへの録音

PX-S1100は、USBメモリへの録音が可能になっています。
PX-S1100には、USB-Aを接続できる端子があり、USBメモリなどを取り付けることで、本体で弾いた音声を直接USBメモリに保存することが可能です。
PX-S1000においては、本体にMIDIデータとして録音する機能しか搭載していません。
違い③:無線機能

PX-S1100とPX-S1000は、無線機能に違いがあります。
PX-S1100とPX-S1000は、本体にBluetooth機能が搭載しており、スマホなどと連携してオーディオデータを本体で再生することができます。
PX-S1100においては、付属のアダプターを使用することで、MIDIデータをBluetooth経由でやり取りし、MIDIデータを使って音声を再生することが可能です。
MIDIデータは音程や音の強弱、音を出した長さを数値化して記録しているデータのため、普通のオーディオデータよりもデータが小さく、再現性の高い音声を再生できます。
違い④:「ELEC. PIANO」ボタン

PX-S1100は、「ELEC. PIANO」ボタンを使うことができます。
PX-S1100とPX-S1000は、本体上部にタッチセンサーのボタンがあり、曲の操作などができますが、PX-S1100には「ELEC. PIANO」ボタンが増えており、それを使用するとエレクトーンのピアノを再現した音声でピアノを弾くことが可能です。
PX-S1100を選ぶメリットはUSBメモリに録音できること

PX-S1100を選ぶメリットは、本体で弾いた音声をUSBメモリに直接録音できることです。
オリジナル曲を作っている人におすすめ
PX-S1100は、オリジナルの曲を作るのが趣味の人におすすめです。
PX-S1100は、本体にUSB-A端子が付いており、USBメモリなどを差すことで自分で弾いた音声をパソコンやスマホンを使わなくても簡単に録音できます。
「自分だけの曲を作っている」
「練習した音を簡単に録音しておきたい」
という人が選ぶといいでしょう。
PX-S1000を選ぶメリットは特にない
PX-S1100に対して、PX-S1000を選ぶメリットは特にありません。
PX-S1000は、PX-S1100のリニューアル前のモデルであり、音響システムが以前の仕様であったり、いくつかの機能が使えません。
また、現在PX-S1000は生産完了品になっており、流通しているのはほとんどが中古品のみになっており、PX-S1100ではなくあえてPX-S1000を選ぶメリットはあまりないと言えるでしょう。
PX-S1100の口コミ・評判

PX-S1100の口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
実家の電ピがカシオのPX-S1100になった🎹
— あおいテトラ (@aoi_tetorapod) February 15, 2025
早速試し引きしたあーちゃん
実母もシニア向け教室続いてるようだ pic.twitter.com/hHufC7ti1c
『島村楽器×CASIO
— 鈴木歌穂 7/6 BD LIVE 🎤🎹✍🏻 (@kaho_Suzunya) August 5, 2024
#部屋活ピアノ POPUPイベント 』ありがとうございました🎶
何年か振りのカシオさんイベント出演でしたが
演奏中小さなお友だちが吹き抜けの2階から手を振ってくれたり、とってもほんわか楽しく2日間のステージができました(〃´ω`〃)🩵
使用機種:Privia PX-S1100🎹
→続く pic.twitter.com/Yw1Ua9GZlJ
電子ピアノCASIO PX-S1100
— chi-ri-ry (@08_zjf) February 27, 2025
Privia🤍🌿
ピアノを弾く楽しさを思い出させてくれた大切な私の宝物です
この先の人生も音楽と共に心豊かな日々を過ごしていきたいと思います
#わたしの音活 #島村楽器 pic.twitter.com/TWUtaqoGcL
良い口コミ
悪い口コミ
PX-S1000の口コミ・評判

PX-S1000の口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
#DTMerの作業環境が見てみたい
— 藍色 薫ル@作曲 (@Aiiro_Kaoru) March 7, 2024
少し前のやつ
ピアノはCASIOのPX-S1000 pic.twitter.com/GcYi9cVJQ0
うちの電子ピアノCASIOのPX-S1000やねんけど、よーーーく音聞いたら「トーーン」みたいな打鍵の音する気がする…!
— お嬢 (@ojo_strive) February 1, 2025
実際の打鍵の音じゃなくて、電子でわざとその音鳴らしてる気がする。すご。 pic.twitter.com/58sBU6eViQ
これ!CASIOのPrivia PX-S1000
— まつなみ (@matsushiba_tus) March 8, 2023
4マン pic.twitter.com/QUt1R9AiwY
良い口コミ
悪い口コミ
カシオのPX-S1100とPX-S1000の違いまとめ
PX-S1100、PX-S1000の違いをまとめると、以下のようになります。
![]() PX-S1100 | ![]() PX-S1000 | |
---|---|---|
発売日 | 2021年7月 | 2019年2月 |
音響システム | ハリのある高音域の音声 ゆとりのある低音域の音声 | PX-S1000よりも新しいシステムPX-S1100よりも前のシステム |
USBメモリへの録音 | 可能 | 不可 |
無線機能 | MIDIのBluetooth接続 | オーディオのBluetooth接続オーディオのBluetooth接続 |
「ELEC. PIANO」ボタン | あり | なし |
価格 (税込) | 63,300円 | 59,800円 |
なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。
まとめると、自分でオリジナル曲を作るのが趣味の人は、PX-S1100がおすすめです。
PX-S1100に対して、PX-S1000を選ぶメリットは特にありません。