「ピアノのある暮らしに憧れるけど、音がご近所に迷惑かも…」
と思ったことはありませんか。
電子ピアノであれば音量を自在に調整して、イヤホンやヘッドフォンを使い、誰にも聴かれずに練習ができます。
電子ピアノの中でも、グランドピアノに近いタッチ感覚と鍵盤数でとくに高く評価されているのは、カシオ(CASIO)です。
とくに人気の88鍵盤の電子ピアノに、PX-S3100とPX-S1100という型番の機種があります。
この記事では、
- PX-S3100
- PX-S1100
の違いについて、詳しく解説していきます。
それぞれの違いを表で確認したい人はこちらへ(記事下に移動します)。
カシオのPX-S3100、PX-S1100の違いを比較してみた
PX-S3100とPX-S1100の違いですが、以下の点が異なります。
- 価格
- カラーと重量
- 音色の数
- 自動伴奏機能
- 消費電力と連続動作時間
- デモ曲と内蔵曲
- 付属品
- MIDI録音
詳しく見ていきましょう!
違い①:価格

PX-S3100とPX-S1100は、2021年7月29日に同時に発売されました。
現在の価格は、PX-S3100が91,300円で、PX-S1100が63,000円です。
PX-S3100は上級者向けの高性能なモデル、PX-S1100はそれよりも機能と価格を抑えたモデルとして発売されています。
オーディオアドバイザー鍵盤数やタッチの感覚は同じです!
違い②:カラーと重量


PX-S3100とPX-S1100はサイズが同じで、重さには少しだけ違いがあります。
また、カラーラインナップも違うので以下の表で確認していきましょう。
PX-S3100 | PX-S1100 | |
|---|---|---|
| カラー | ブラック | ブラック ホワイト レッド |
| サイズ | 幅 1,322mm 奥行 232mm 高さ102mm | |
| 重量 (本体のみ) | 11.4kg | 11.2kg |
重量はとてもわずかな違いですが、PX-S1100は3色から選べます。



背中に背負って持ち運ぶこともできますが、横幅が132cmあることに注意しましょう!
違い③:音色の数


PX-S3100とPX-S1100の最も大きな違いは、音色の数です。
PX-S3100は700種類、PX-S1100は18種類の音色に変更できます。
PX-S3100はピアノの音色だけでも豊富な種類があるため、たとえば「ゲームのダンジョンの中で流れるような怪しい雰囲気にしたい」「映画のクライマックスのような迫力がある雰囲気にしたい」など、かなり細かくこだわった調整も可能です。



PX-S1100の音色も少ないわけではなく、標準的な数です!
違い④:自動伴奏機能


PX-S3100には自動伴奏機能がありますが、PX-S1100にはありません。
違い⑤:消費電力と連続動作時間


PX-S3100とPX-S1100は、消費電力が違います。
消費電力はPX-S3100が15W、PX-S1100は10Wです。
そのため連続動作時間にも違いがあり、PX-S3100は約2時間、PX-S1100は約4時間連続で操作できます。



ただし、こちらはスペック上の数値なので、使い方により連続動作時間は変動します!
違い⑥:デモ曲と内蔵曲


カシオの電子ピアノには、「デモ曲」と言ってリズムの特徴を紹介するために作られた、カシオのオリジナル楽曲が収録されています。
このデモ曲の曲数が、PX-S3100は6曲、PX-S1100は1曲のみです。
ただし、PX-S1100には「内蔵曲」が60曲収録されていますが、PX-S3100にはこの機能自体がありません。
「内蔵曲」は、アーティストが曲を練習するための楽曲です。



どちらもレッスンの為に役立つ機能です!
違い⑦:付属品


PX-S3100とPX-S1100はともに、アダプター、ペダル、楽譜立てが付属します。
PX-S1100には更に楽譜集も付属しますが、PX-S3100にはありません。



PX-S1100の方が初心者をターゲットにしているモデルなので、楽譜集が付きます!
違い⑧:MIDI録音


PX-S3100とPX-S1100は、録音機能に以下のような違いがあります。
PX-S3100 | PX-S1100 | |
|---|---|---|
| 録音機能 | MIDI録音 3トラック 5曲 リアルタイム録音 パンチイン録音 約30,000音符 オーディオレコーディング 最大99曲 1曲あたり最大約25分 | MIDI録音 2トラック 1曲 リアルタイム録音 約10,000音符 オーディオレコーディング 最大99曲 1曲あたり最大約25分 |
オーディオレコーディングに関する機能は同じですが、MIDI録音はPX-S3100の方が高性能です。
2つとも「マルチトラック」での録音が可能ですが、PX-S3100は3トラック、PX-S1100は2トラックで録音できます。
また、1曲に記録できる「最大音符数」もPX-S3100の方が多いです。



録音をしたことがない人にとっては馴染みのない言葉が多いですが、PX-S3100の方がたくさんの音を録音出来るということです!
PX-S3100を選ぶメリットは700種類の音色を搭載していること


PX-S3100を選ぶメリットは、700種類の音色を搭載していることです。
曲のイメージに合わせて、王道からユニークな音調まで自在に表現できます。
こだわりの演奏をしたい人におすすめ
PX-S3100は、PX-S1100と比較すると高額ですが、ピアノ上級者のユーザーからは「たった2〜3万円の違いなら絶対にこちらを買うべき」と度々評価されています。
最も大きな違いは音色の数ですが、その他の機能もとても充実しているので、こだわりの演奏をしたい人におすすめです。
PX-S1100を選ぶメリットは機能がシンプルであること


PX-S1100を選ぶメリットは、機能がシンプルであることです。
PX-S3100と比較すると音色数がとても少なく見えますが、全体的に標準以上の性能であり、複雑な調整がなくシンプルな操作性を実現しています。
ピアノ初心者におすすめ
PX-S3100は高性能ですが、価格が高く、初心者にとってはオーバースペックなモデルでもあります。
PX-S1100はリーズナブルな価格でありながら、グランドピアノに近いタッチの感覚で弾ける使用感で、満足度の高い演奏ができます。
セカンドピアノとしての利用や、ピアノ初心者の方におすすめです。
PX-S3100の口コミ・評判


PX-S3100の口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
PX-S1100の口コミ・評判


PX-S1100の口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
良い口コミ
悪い口コミ
CASIOのPX-S3100とPX-S1100の違いまとめ
PX-S3100、PX-S1100の違いをまとめると、以下のようになります。
PX-S3100 | PX-S1100 | |
|---|---|---|
| 発売日 | 2021年 7月29日 | |
| 鍵盤数 | 88 | |
| カラー | ブラック | ブラック ホワイト レッド |
| サイズ | 幅 1,322mm 奥行 232mm 高さ102mm | |
| 重量 (本体のみ) | 11.4kg | 11.2kg |
| 音色数 | 700 | 18 |
| 自動伴奏機能 | あり | なし |
| 消費電力 | 15W | 10W |
| 連続動作時間 (条件により変動) | 約2時間 | 約4時間 |
| 付属品 | アダプター2種 ペダル 譜面立て | アダプター2種 ペダル 譜面立て 楽譜集 |
| 内蔵曲 | なし | 60曲 |
| デモ曲 | 6曲 | 1曲 |
| 録音機能 | MIDI録音 3トラック 5曲 リアルタイム録音 パンチイン録音 約30,000音符 オーディオレコーディング 最大99曲 1曲あたり最大約25分 | MIDI録音 2トラック 1曲 リアルタイム録音 約10,000音符 オーディオレコーディング 最大99曲 1曲あたり最大約25分 |
| 価格 (税込) | 91,300円 | 63,000円 |
なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。
以上のことから、本格的に演奏したい人はPX-S3100。
練習から始めたい人は、PX-S1100を選ぶのがおすすめです。












