ドライブ中、備え付けのスピーカーで音楽を聞くのもいいですが、スピーカーを増やすことで音に広がりが生まれ、臨場感あるサウンド体験ができます。
パイオニアからは、車用の増設スピーカーの商品が発売されており、マイカーに取り付ける人も多くなっています。
ただ、「TS-T440」や「TS-T730」など、名前が似ているモデルだとどのように違うのか、いまいちわかりにくいですよね。
この記事では、パイオニアの車用スピーカー、
- TS-T440
- TS-T730
の違いについて、詳しく解説していきます。
それぞれの違いを表で確認したい人はこちらへ(記事下に移動します)。
パイオニアのTS-T440、TS-T730の違いを比較してみた
TS-T440とTS-T730の違いですが、以下の点が異なります。
- スピーカーの構造
- 台座
- 使用電力
- 音声
- 重さ
詳しく見ていきましょう!
違い①:スピーカーの構造

1つ目の違いは、スピーカーの構造です。
TS-T440とTS-T730は、幅広い音域の音を再現するバランスドドームダイアフラムを使っていたり、不要な共振を減らす頂点駆動方式という技術が使われています。
TS-T440では、内部に反発マグネットを使っていて、よりクリアに、よりメリハリのある音声を再生できます。

それに対して、TS-T730は、磁気回路にネオジウムマグネットが使用されていて、高音域の細かな質感の違いを再現しており、また、振動版にキングコートエッジを用いることで、音を出す振動版の動きをより正確に表現させることができます。
違い②:台座


2つ目の違いは、台座部分です。
TS-T440の台座は、可動式台座という名前の仕様になっており、上下方向に12°の角度調整が可能です。
TS-T730の台座には、ロータリー機構の構造を採用していて、左と右、加えて上方向にそれぞれ45°まで、スピーカーの位置を変えることができるようになっています。

TS-T730は色々な方向に向きを変えられますね!
違い③:使用電力


3つ目の違いは、使用電力です。
TS-T440とTS-T730のスピーカー使用時の電力は、以下の通りです。
![]() ![]() TS-T440 | ![]() ![]() TS-T730 | |
---|---|---|
瞬間最大入力電力 | 160W | 180W |
定格入力電力 | 35W | 50W |
違い④:音声


4つ目の違いは、音声に関する仕様です。
TS-T440とTS-T730の音声に関する一部仕様は、以下の通りです。
![]() ![]() TS-T440 | ![]() ![]() TS-T730 | |
---|---|---|
再生周波数帯域 | 1400Hz~58000Hz | 1300Hz~64000Hz |
出力音圧レベル | 88dB | 90dB |
再生周波数帯域は、どのくらいまで低い音が出せるか、どのくらいまで高い音が出せるかの範囲で、出力音圧レベルは音の大きさのレベルを表しています。
違い⑤:重さ


5つ目の違いは、重さです。
TS-T440とTS-T730の重さは、以下の通りです。
![]() ![]() TS-T440 | ![]() ![]() TS-T730 | |
---|---|---|
重さ | 49g | 120g (付属品含む) |



TS-T440の方が軽いですね!
TS-T440を選ぶメリットは値段が安いこと


TS-T440を選ぶメリットは、TS-T730よりも価格が安いことです。
そこそこ性能が良いスピーカーをコスパ良く取り付けたい人におすすめ
TS-T440は、ある程度の高性能なスピーカーをあまりお金をかけずに取り付けたい人におすすめです。
TS-T440は、TS-T730に比べて瞬間最大入力電力数や、再生周波数帯域では劣っていますが、安い価格で入手できます。
内部構造には頂点駆動方式やバランスドドームダイアフラムを使用しており、迫力ある音声が楽しめます。
「そこまでお金はかけずに増設したい」
という人にぴったりです。
TS-T730を選ぶメリットは音声の仕様が優れていること


TS-T730を選ぶメリットは、TS-T440よりも音声に関する仕様が高いことです。
いろんなジャンルの音楽を楽しみたい人におすすめ
TS-T730は、多くのジャンルの音楽を車で楽しみたい人におすすめです。
TS-T730は、TS-T440に比べて再生周波数帯域が広く、より低音域や高音域の音声が再生でき、また出力音圧レベルが高いのでより大きな音声を出せます。
クラシックやJ-POP、バラードなど、様々な音声をより再現性を高くして聞くことが可能です。
「ドライブ中にいろんな音楽を聞くのが趣味」
「よりハイスペックなモデルがよい」
という人に向いています。
TS-T440の口コミ・評判


TS-T440の口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
できた。5000円位なのにめっちゃいい感じやん #TST440 pic.twitter.com/tBtmobZqwc
— hidekixy (@hidekixy) July 8, 2023
TS-T440と純正スピーカーをネットワークモードで繋いで4KHzで、クロスしたら割といい音するんやけど
— せいや (@ACR30W_0515) January 21, 2023
さすがサイバーナビやな(´・ω・`) pic.twitter.com/YJCCvLadNz
AVIC-RF920-DC
— Karibami@FC1 (@karibami_efias) January 28, 2024
DCT-WR100D
TS-T440
AVIC-RZ07
楽ナビはいいぞ…! pic.twitter.com/54A6J2nubt
良い口コミ
悪い口コミ
TS-T730の口コミ・評判


TS-T730の口コミや評判を調べてみたところ、以下のような意見がありました。
DEH-970,D8400,ES100K,TS-T730という組み合わせは選ぶよりも中古部品との縁と車両側のスピーカーが10cmということと世の10cmカースピーカーとツイーターのラインナップから必然的に決まったんだけどかなり気に入ってる
— エンプレット (@emplet) March 19, 2023
パイオニア TS-T730-2とかどうですか?
— Yoshi@大変… (@Yoshi_KPA) May 10, 2024
am͜a͉zonだと約1.1万円です。
既設のネットワーク利用だと加工必要かもですが…
一応ギボシ加工の配線がついてます。
後は元々のKENWOODのツィータと比較して能力面とかの確認が必要かもですが…
良い口コミ
悪い口コミ
パイオニアのTS-T440とTS-T730の違いまとめ
TS-T440、TS-T730の違いをまとめると、以下のようになります。
![]() ![]() TS-T440 | ![]() ![]() TS-T730 | |
---|---|---|
発売日 | 2018年6月 | 2017年6月 |
スピーカーの構造 | バランスドドームダイアフラム 反発マグネット | バランスドドームダイアフラム ネオジウムマグネット キングコートエッジ |
台座 | 上下に12°の角度調整可能 | 可動式台座左右、上に45°まで角度調整可能 | ロータリー機構構造
瞬間最大入力電力 | 160W | 180W |
定格入力電力 | 35W | 50W |
再生周波数帯域 | 1400Hz~58000Hz | 1300Hz~64000Hz |
出力音圧レベル | 88dB | 90dB |
重さ | 49g | (付属品含む) | 120g
価格 (税込) (メーカー価格) | 6,050円 | 13,200円 |
なお、価格は記事執筆時点のものですので、最新の値段に関しては下部にある商品のリンク先(Amazon, 楽天, Yahooなど)からご確認ください。
以上のことから、そこそこの性能が良いスピーカーをお金を節約して欲しい人は、TS-T440。
いろんなジャンルの音楽をドライブ中に聞きたい人は、TS-T730がおすすめです。
ちなみに、TS-T440とTS-T730のモデルは、それぞれ「TS-T440-2」と「TS-T730-2」というリニューアルされたモデルが発売されています。